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「深夜飲食」攻める野党 与党は引き締め躍起 ヤジ飛び交う密の国会

令和2年度第3次補正予算案が賛成多数で可決された参院予算委員会=28日午後、国会・第1委員会室(春名中撮影)
令和2年度第3次補正予算案が賛成多数で可決された参院予算委員会=28日午後、国会・第1委員会室(春名中撮影)

 緊急事態宣言の発令中に与党幹部が夜遅くまで東京都内の飲食店で過ごしたことに批判が集まり、自民、公明両党が党内の引き締めに躍起になっている。新型コロナウイルス対応で菅義偉(すが・よしひで)政権への不満が高まる中、再発を許せば政府・与党への風当たりがさらに厳しくなりかねないからだ。一方、国会は「密」状態でヤジが飛び交っており、議員たちの意識改革を求める声が高まりそうだ。

 「国民に何かと迷惑や苦労をかけている最中、甚だ不適切だ」

 麻生太郎副総理兼財務相は28日の自民党麻生派(志公会)の会合で、同派所属の松本純国対委員長代理が夜遅くまで東京・銀座のクラブなど飲食店計3軒を“はしご”していたことに苦言を呈した。「一人一人が責任ある行動を取ってもらうよう重ねてお願いしたい」と自粛の徹底も呼びかけた。

 二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会)も同日の会合で、伊吹文明元衆院議長が「国民の不自由や不満の心がだんだんいらだちに変わってくる。それを受け止めるのはどうしても政府になってくる」と指摘。「うち(二階派)の中からは銀座に出没することがないように」とクギを刺した。

 公明党でも元財務副大臣の遠山清彦幹事長代理が夜遅くまで銀座のクラブに滞在していたことが発覚した。遠山氏は自身のツイッターで謝罪動画を配信。山口那津男代表は28日の党会合で「国民に多大な失望感と不信感を与えてしまった。心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 与党幹部の相次ぐ失態に勢いづくのが野党だ。

 「国民には自粛をお願いしておいて自分たちは守らない。不適切な行動に対して厳格な処分を下すべきだ」。27日の参院予算委員会で、立民の徳永エリ氏は菅首相(自民党総裁)と公明党の赤羽一嘉国土交通相を責め立て、謝罪や反省の言葉を引き出した。

 矛先は新型コロナに感染した自民の石原伸晃元幹事長と会食を共にしていた坂本哲志地方創生担当相にも向かった。坂本氏はPCR検査で陰性が判明したが、徳永氏は「陰性と判定されても後に陽性だったケースが多々あった。予算委の部屋(参院第1委員会室)は感染防止対策をしているが、密であり、心配だ」と再検査を求めた。

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