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【菅首相施政方針演説全文(2)】「環境投資で大胆な一歩踏み出す」

衆院本会議で施政方針演説を行う菅義偉首相=18日午後、国会(春名中撮影)
衆院本会議で施政方針演説を行う菅義偉首相=18日午後、国会(春名中撮影)

三 わが国の長年の課題に答えを

 国民の皆さんの「希望」を実現したい。そうした思いで、わが国の長年の課題に答えを出してまいります。

 バブル崩壊後、わが国が抱える問題について、長年にわたって、次のように言われ続けてきました。「日本企業のダイナミズムが失われた」、「デジタル化の流れに乗り遅れ、新たな成長の原動力となる産業が見当たらない」。

 アベノミクスの「三本の矢」により、日本経済はバブル期以来の好調を取り戻しました。しかしながら、ポストコロナの時代においても、わが国経済が再び成長し、世界をリードしていくためには、多くの壁が立ちはだかっています。行政の縦割り、既得権益、そしてあしき前例主義を打ち破り、未来を切り拓(ひら)いていく。困難な課題にも答えを出していくのが、私の内閣です。

 地方で、家族を育み、老いても安心して暮らせるよう、地方の方々の所得を引き上げる施策を追求してまいります。そうした動きを国全体の活性化につなげ、わが国が持続的に発展していくため、成長志向の政策運営を続けます。

 高齢者をはじめ、誰もが安心できる社会保障制度をつくり、未来を担う子供たちや若者のための政策を進めます。

 まずは、次の成長の原動力をつくり出します。それが、「グリーン」と「デジタル」です。

(グリーン社会の実現)

 2050年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)を宣言しました。もはや環境対策は経済の制約ではなく、社会経済を大きく変革し、投資を促し、生産性を向上させ、産業構造の大転換と力強い成長を生み出す、その鍵となるものです。まずは、政府が環境投資で大胆な一歩を踏み出します。

 過去に例のない2兆円の基金を創設し、過去最高水準の最大10%の税額控除を行います。次世代太陽光発電、低コストの蓄電池、カーボンリサイクルなど、野心的イノベーションに挑戦する企業を、腰を据えて支援することで、最先端技術の開発・実用化を加速させます。

 水素や、洋上風力など再生可能エネルギーを思い切って拡充し、送電線を増強します。デジタル技術によりダムの発電を効率的に行います。安全最優先で原子力政策を進め、安定的なエネルギー供給を確立します。2035年までに、新車販売で電動車100%を実現いたします。

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