PR

ニュース 政治

【菅首相記者会見詳報】(4)五輪「ワクチン接種で国民の雰囲気変わるのでは」

緊急事態宣言の発令に伴う菅義偉首相の記者会見を報じる新宿駅前の街頭ビジョン=7日午後、東京都新宿区(松本健吾撮影)
緊急事態宣言の発令に伴う菅義偉首相の記者会見を報じる新宿駅前の街頭ビジョン=7日午後、東京都新宿区(松本健吾撮影)

 政府分科会・尾身茂会長「首都圏以外というお話ですよね。今の感染状況を一言で言えば、私は首都圏の感染を沈静化しなければ全国の感染を下火にすることは無理だと思います。今、確かに関西の方で感染者は多いですけど、今の数で言えば、例えば(人口)10万人当たりの1週間の(感染者数)で、東京54、神奈川37に比べてまだ大阪は26」

 「それと同時に、感染の中心は首都圏なんですけどもちろん地域の差がある。医療の逼迫(ひっぱく)も、東京の場合はもう皆さんご承知のように、今、いわゆる医療機関がもうほぼ埋まり尽くしている。実際には病院にいる人、あるいは宿泊施設にいる人の数よりも、実際にいわゆる入院の調整をしている数はもう多くなってしまっている状況です。私は今、やはり集中的に行うのは首都圏だと思います」

 尾身氏「ただ、今菅義偉首相がおっしゃったように、関西のあるいはどこかの地域で『ステージ4』になれば、当然そういうことも考慮する。今一番大事なのは、他の県についてもコンスタントにモニターをして、どういうことになってるのか。感染が下火に行ってるのか、これ感染の数だけじゃなくて、医療の負荷など今どうなってるかをしっかりと毎日のように評価する。『ステージ4』に近づきつつあるとなれば、そういうこともあり得るということだと思います」

--夏の東京オリンピック・パラリンピックを開催するにあたり、足元の状況は大きく変わってきた。開催の決意は変わっていないか。世論調査では懐疑的な声が多い。

 首相「まず新型ウイルスの克服に全力を尽くす。ここは当然のことだと思ってしっかり対応します。その上で感染対策を万全にして、安全安心な大会を実現したいという決意を持っています。感染対策の具体策というのは、東京都と大会組織委員会と各省庁で現在詰めているところです」

 「IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と昨年会談したとき、今年の東京オリンピックは必ず実現し、今後とも緊密に連携していくことで一致いたしております。また、東京都と大会組織委員会、IOC。ここで連携をしながら、大会に向けて進めていくんだろうというふうに思います。私自身、その背景というのは世界で(ワクチンの)接種が始まってます。日本でも2月下旬までには、何とか接種したい。こういうふうに思っています。こうしたことをしっかり対応していくことによって、国民の雰囲気も変わってくるのではないのかなというふうに思ってます。いずれにしろ、そうした今はコロナ対策に全力で取り組んでいきたい。そういう思いであります」

--米民主党のバイデン次期大統領との首脳会談で、22日に発効する核兵器禁止条約にどのような方針で臨むか。公明党は締約国会議へのオブザーバー参加を求めている。

 首相「わが国は唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードする。そうした使命を有しているというふうに思ってます。核兵器禁止条約が目指す核廃絶というゴールというのは共有していると思ってます。また一方で、核兵器のない世界を実現するためには、核保有国を巻き込んだ上で、核軍縮を進めていく。このことも不可欠だと思っています」

 首相「現状では当条約は米国を含む核保有国、また多くの非核保有国からも支持を得られていないということです。わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中にあって、抑止力の維持。そして、強化を含めた現実の安全保障の脅威に適切に対応しながら、緻密に現実的な核軍縮を前進させる道筋を求めていくべきだというふうに思ってます」

 首相「こうしたわが国の立場に照らし合わせたときに、当条約に署名する考えはありません。また、ご指摘の会議へのオブザーバーとしての出席についても、慎重に見極める必要があるというふうに思っています。米国への配慮との指摘は当たらないと思います。そのうえで、わが国としては引き続き立場の異なる国々の橋渡しを進めて、わが国をはじめとする関係諸国と連携しながら、核軍縮の進展に向けて国際的な議論に積極的に参加していく。これが、わが国の基本姿勢であるということには変わりありません」

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ