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【外交文書】中国共産党長老「流血避けられず」 天安門前、全日空顧問に 

外務省が一般公開した外交文書。天安門事件後の現場の様子について大使館員の報告が記されている
外務省が一般公開した外交文書。天安門事件後の現場の様子について大使館員の報告が記されている

 23日公開された外交文書では、中国の周恩来元首相とも親交があり、日中友好に尽力した岡崎嘉平太・元全日空社長が天安門事件前の1989年5月に北京を訪れ、中国共産党長老と面会した際のやりとりも記されていた。長老は事件を引き起こすことになる学生らの民主化デモに関し、「ある状況に至れば流血は避けられない」と語っていた。

 5月21日付の文書によると、当時、全日空顧問だった岡崎氏は20日午後、国家主席などを務めた李先念氏を表敬訪問した。

 その際、李氏は民主化デモに関し、「今回の動乱は一握りの社会主義を資本主義に変えようとする悪い人間が学生や労働者を扇動したために発生した」と指摘。「一部の人間に言っておきたい。ある状況に至れば流血は避けられないことを知っておくべきである」と述べた。

 岡崎氏は同席した自社の幹部に「あのような運動を動乱と決めつけてはいかん。李主席も年をとったので頭がかたくなったのか」、「政府首脳はもっと早期に積極的に学生の中に飛び込み、解決に当たらねばならなかった」と語った。

 この時の訪中は岡崎氏にとって戦後100回目の記念すべき訪中だったが、20日は北京市中心部に戒厳令が出され、事態は緊迫化していた。

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