PR

ニュース 政治

【外交文書】天安門事件…現地から 情報提供者「殺戮は第27軍」、米大使館「書類は焼却」

 12日の極秘扱いの公電は、大使館職員と中国側の情報提供者とのやりとりを記載。その人物は「李鵬(元首相)や楊尚昆(元国家主席)らが武力鎮圧を推進したのは確かだが、最終決定を下したのは●(=登におおざと)小平だ」と説明。「広場に向けて進軍し、発砲、殺戮を行ったのは(楊氏支配下の)第27軍だった」と明かした。また、「中央党校と社会科学院が粛清の2大目標とされている」とし、「反対派への弾圧はスターリンを彷彿させるもので、●(=登におおざと)、李らが権力を握っている限り、中国に希望はない」と悲観的な見方を示した。

ソ連接近は「ない」

 北京の各国大使館とのやりとりも興味深い。

 日本政府は中国が孤立化し、ソ連に接近するのを警戒していた。ただ、大使館職員がソ連大使館の書記官と面会した際のやりとりを記録した10日の公電によると、書記官は「中国がソ連に接近するのではないかとの見方があるが、そうは思わない」と説明。「ソ連も国内問題で手いっぱいで、経済面で中国の期待に応えることはできない」などと語った。

 15日の公電では、米大使館の書記官が、日本の大使館員に、民主化運動で学生らの精神的支柱と位置づけられた学者の方励之氏を保護していることを明かし、「海兵隊などを使っての救出作戦は不可能と考えている」と述べた。また、「明日のことは予想がつかないのが中国」として、重要書類の3分の2は焼却済みだと語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ