大阪コロナ重症センターが始動 自衛隊の看護師ら到着
新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制が逼迫する大阪府の重症者向け臨時施設「大阪コロナ重症センター」(大阪市住吉区)が15日午前、始動した。自衛隊から派遣された看護師らが到着し、府内の医療スタッフとともに患者の受け入れ態勢を整えた。人工呼吸器を備えた全30床のうち、まずは数床を稼働させて段階的に増やす。
朝、看護師資格と准看護師資格を持つ陸上自衛隊の自衛官計3人が府内のホテルからバスで重症センターに着き、中に入っていった。
重症センターでは人工呼吸器を管理できる看護師の不足が懸念されていたが、自衛隊や他府県などの協力を得て解消する見通し。防衛省・自衛隊からは計7人が大阪に派遣され、28日まで重症センターと府立中河内救命救急センター(東大阪市)に分かれて医療支援活動にあたる。