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自民・石破氏「自分が終わったと思わない限り終わらない」

パーティー後、記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=20日夜、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(奥原慎平撮影)
パーティー後、記者団の取材に応じる自民党の石破茂元幹事長=20日夜、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ(奥原慎平撮影)

 自民党石破派(水月会、19人)の石破茂元幹事長が派の会長辞任を表明してから約1カ月が過ぎた。後任や派の方向性は依然決まっていない。当初、一部の派の幹部らは竹下派(平成研究会、54人)への集団移籍を検討したが、若手は石破氏を慕い、派の存続を求める。派全体の足並みはそろっていない。(奥原慎平)

 「私は一回ケジメをつけることが必要だと思っている。同志に心配と迷惑をかけて申し訳ない」

 石破氏は20日夜、都内のホテルで開いた政治資金パーティーで、派に混乱を招いたことをこう謝った。

 石破氏は10月22日、9月の総裁選に敗れた責任をとり派の会長を辞任する意向を示した。その際、鴨下一郎元環境相を後継指名し派の存続を訴えたが、鴨下氏は固辞している。

 会長を退任したのは、ベテランらから相次ぐ求めがあったという背景もある。総裁選の敗北から派を再建するには「ショック療法」が必要という考えだ。

 10月中旬、鴨下氏は山本有二元農林水産相ら派の幹部や中堅が立ち会う中で、石破氏に「皆が言っている。会長を退いてもいいじゃないか」と辞任を求めたという。この時は、石破氏はぶぜんとした表情を浮かべたまま、結論が出なかった。

 会合後、あるベテランは石破氏に「総裁選で無理な戦いを仲間に強いた責任は取らないといけない。会長退任も一つの手だ」と諭した。石破氏は2晩寝ずに悩み抜いた末に辞任を決断したという。

 派内には、鴨下氏ら竹下派に在籍していた議員が多い。一部は竹下派への集団移籍を模索したが、若手らが石破派の存続を強く求め、今は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。ある若手は「先輩方が石破氏をほうり出したが今も石破氏に命を預けている」と不満を隠さない。

 石破派は例会の開催を見送っているが、若手らは「石破降ろし」に距離を置く平将明元内閣府副大臣らと週に1度の「昼食会」を始めた。18日夜には東京・赤坂のそば店で、石破氏を囲んで結束を深めた。

 石破氏は20日夜のパーティーで、自らを鼓舞するように、こうも語った。

 「石破茂は終わったという報道もあるが、大きなお世話だ。自分が終わったと思わない限り終わらない」

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