PR

ニュース 政治

玩具メーカーの「バイデン氏マスク」 注文数はトランプ氏優勢のナゼ

玩具メーカー「オガワスタジオ」が製造しているゴム製マスク。米大統領選で当選確実となったバイデン前副大統領や、現職のトランプ米大統領を模している=さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)
玩具メーカー「オガワスタジオ」が製造しているゴム製マスク。米大統領選で当選確実となったバイデン前副大統領や、現職のトランプ米大統領を模している=さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)

 米大統領選でバイデン前副大統領が当選確実となったことを受け、著名人のマスクを製造している玩具メーカー、オガワスタジオ(さいたま市大宮区)で、バイデン氏を模したマスクの生産が進んでいる。ただ、4年前の前回選挙で勝利した直後のトランプ大統領のマスクと比べると、注文の状況は大幅に低調という。大統領選の戦況とは対照的な「劣勢」の理由は何なのか。

 オガワスタジオは芸能人やキャラクターのマスクを主に製造している明治38年創業の老舗玩具メーカーだ。米国の政治家では、バイデン、トランプ両氏のほか、オバマ前大統領らのマスクも手掛けてきた。副大統領就任が確実視されるハリス上院議員のマスクの商品化も検討している。

 「強烈な個性の持ち主であるトランプ氏に比べ、バイデン氏のマスクは特徴を出すことに苦労した。目尻や口元などの細部を意識して本人に近づけた」

 オガワスタジオ工場長の田中尚生さん(60)はこう話す。

 マスクの生産量は、問屋からの注文数などに応じて決まる。4年前の大統領選直後、トランプ氏のマスクは月当たり約6千個が生産された。

 ところが、バイデン氏のマスクの注文はそれほど多くなく、生産量は月当たり1千個程度の見通しという。

 もちろん、背景には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マスクが活躍する各種イベントの中止が相次いでいるという事情がある。とはいえ、同じ選挙の勝者にしては、あまりに需要の差が大きいようにも思える。

 オガワスタジオ管理部長の高橋航基さん(30)に“情勢”を分析してもらうと-。

 「トランプ氏がすんなりと敗北宣言を出さないため、『バイデンマスク』の爆発的な注文につながっていない」

 勝利宣言よりも敗北宣言が注目されるという異例の大統領選の様相が、まさか日本の玩具商戦にまで影を落としていたとは…。

(竹之内秀介)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ