PR

ニュース 政治

蓮舫氏、森裕子氏…菅首相、学術会議めぐる挑発に崩れず 参院予算委

 菅義偉首相は5日、参院予算委員会の総括質疑に臨み、立憲民主党の蓮舫代表代行や森裕子副代表ら、挑発的な質問が目立つ議員との論戦に臨んだ。与党には丁々発止の予算委での答弁能力を不安視する向きもあったが、首相は日本学術会議の会員任命見送り問題などを矢継ぎ早にただす蓮舫氏らに、感情をあらわにすることなく淡々と答え、安全運転で乗り切った。

 「熱意が全く伝わらない。大きな国家観も伝わってこない!」

 蓮舫氏は予算委で、首相のこれまでの国会での答弁姿勢を痛烈に批判した。

 学術会議に関しては、首相が新会員を決裁する前に杉田和博官房副長官から会員候補だった6人を除外する旨の報告を受けていたことを取り上げた。蓮舫氏は事務方が6人を外す法的根拠などを追及したが、首相は「事務の副長官は各省庁の人事を担当しており、当然のことだ」と冷静に切り返した。

 小西洋之氏は、首相が法解釈に関する答弁を近藤正春内閣法制局長官に委ねようとしたことを捉え「ギブアップして助けを求めた」などと責め立てた。しかし首相は声を荒らげることもなく淡々と答弁を続けた。

 森氏が学術会議の欠員が生じていることを問いただした場面では、首相が「過去にも定員が足りないことはあった」と答え、問題視しない姿勢を強調した。

 森氏は、首相の経済政策のブレーンである竹中平蔵元総務相が「正規雇用は首を切れないので非正規を増やしていかざるを得なかった」と発言したことにも照準を合わせた。首相は「いろんな意見を聞き、経済を良くするために取り組んでいる」とかわした。

 菅首相は「実は短気な一面がある」(閣僚経験者)ともいわれる。反論をちりばめながら安定的な答弁を繰り出す安倍晋三前首相と違い、予算委で野党に足をすくわれかねないと不安視される向きもあった。

 しかし、首相はこの日も蓮舫氏らの挑発に乗らず、大きく崩れることがなかった。特に学術会議の質疑では、原稿を読みながら従前の見解を繰り返すことが多い。野党からは「壊れたレコーダー」(立民の枝野幸男代表)などと揶揄されたが、政府・与党内には安心感が広がりつつある。自民党幹部は「首相の答弁は跳ねない」と胸をなで下ろした。

 (永原慎吾)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ