PR

ニュース 政治

野党幹部が続々登場し学術会議追及も議論は平行線 衆院予算委

前のニュース

衆院予算委員会で立憲民主党・枝野幸男代表の質問に答弁する菅義偉首相(右)=4日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)
衆院予算委員会で立憲民主党・枝野幸男代表の質問に答弁する菅義偉首相(右)=4日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

 衆院予算委員会は4日、菅義偉首相と全閣僚が出席し、2日目の基本的質疑を実施した。野党は立憲民主党の枝野幸男代表や辻元清美副代表、共産党の志位和夫委員長ら党首・幹部級が次々と登場し、首相の日本学術会議会員任命見送りの判断を追及。6人の任命を繰り返し求めたが、首相はこの日も任命を見送った詳細な理由に言及せず、議論は平行線に終わった。

 小泉純一郎元首相や安倍晋三前首相ら歴代首相も手を焼いてきた辻元氏と菅首相との今国会での論戦は初めて。辻元氏は任命を見送られた6人のうち、加藤陽子東大教授が政府の有識者会議の委員などを務めていることを踏まえ「同じ人物を一方では政府が力を借り、一方では拒否するというのは任命拒否の根拠が破綻している」と訴えた。

 辻元氏は、首相が会員候補105人のリストを「見ていない」としているにもかかわらず、6人の任命を見送った理由もただした。首相は就任後に「官房長官時代から持っていた懸念」を事前に内閣府に伝えたと説明。内閣府は9月24日に任命リストを起案し、同28日に首相が6人を除く99人の任命を決裁した。

 首相は任命見送りの方針について、最終的に杉田和博官房副長官から報告を受けたとも明らかにした。ただ、任命見送りの理由については「人事に関わることなので控えたい」と従来の答弁を繰り返した。

 辻元氏に先立ち質問に立った枝野氏は、手元の原稿を読みながら慎重に答弁する首相に対し「壊れたレコーダーみたいなことをやるのなら、もう原稿を読むのはやめて自分でお話になった方がいい」などと挑発した。

 一方、岡田克也元副総理は北朝鮮による日本人拉致問題や、相手領域内で弾道ミサイルを阻止する「敵基地攻撃能力」を取り上げた。安倍政権時代に外交・安全保障よりも森友・加計学園問題や「桜を見る会」の追及に多くの時間を費やしながら、世論調査での支持拡大にはつながらなかったことを踏まえたとみられる。

 ただ、この日の予算委で質問に立った大半の立民、共産の議員が学術会議を取り上げ、今国会は「学術会議頼み」となっているのが現状だ。5、6両日は参院予算委員会に舞台が移り、立民などの野党は引き続き学術会議を軸に据える方針だが、自民党の下村博文政調会長は4日の記者会見で「同じ質問をされたら同じ答弁になるのは当然だ」と野党の追及姿勢に疑問を呈した。(永原慎吾)

次のニュース

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ