記者会見する加藤官房長官=4日午前、首相官邸
加藤勝信官房長官は4日の記者会見で、世界的名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による11月の来日公演をめぐり、オーストリアのクルツ首相からの親書による申し入れを踏まえ、新型コロナウイルス禍の特例として来日を認めたと明らかにした。「オーストリア政府からの強い要請、両国間の文化交流の重要性にもかんがみ、防疫措置の確保を条件に入国公演を認めた」と述べた。
同時に「公演が両国の絆を一層深めることを期待している」と強調。「新型コロナウイルス拡大で影響を受けている世界の人々に公演が勇気を与えるものになることを祈念したい」と語った。