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【栃木の選択 知事選】(上)移住・定住 「地域にあった県の支援を」

JR足利駅構内の足利市移住・定住センター「Aidacco(あいだっこ)」には若い世代の相談が増えている
JR足利駅構内の足利市移住・定住センター「Aidacco(あいだっこ)」には若い世代の相談が増えている

 栃木県足利市の旧市街地、足利織姫神社と鑁阿寺(ばんなじ)を結ぶ北仲通り周辺に、Uターンした若者たちがカフェ、おでん屋、ゲストハウスなど約10軒を相次いで開業した。

 市が5年前、東京都内で始めた移住促進事業。交流会「足カフェ」や移住ツアーを契機に、市と先住者が連携し、官民で移住者の受け皿になってきた。空き店舗や食材・機材調達先の紹介など、対応はきめ細かい。

 「足カフェ」に参加しUターンを決意したカフェ「八蔵(はちくら)」(家富町)の店長、梁川健人さん(34)は「各店舗が相談、情報発信の拠点、窓口として機能している」と話す。昨秋には若手経営者らで「足利ミッドタウン商店会」を結成するまでに至った。

 市は昨年春、JR足利駅内に市移住・定住センター「Aidacco(あいだっこ)」を整備。令和元年度の移住相談は183件で32人が実際に移住した。

 一方、市の人口は平成2年をピークに減少。高校、大学卒業後、就職で地元を離れるケースが顕著だ。市の担当者は「県立高校で郷土愛、地元の魅力を教えることが大切」と指摘する。

 同県佐野市は名物「佐野らーめん」を使って、ユニークな移住・定住促進を図る。市内には約150の専門店があるが、高齢化に伴う後継者不足が悩みの種。一方、移住希望者の最大の課題は職の確保で、市が両者の課題を解決し、中心市街地の空き店舗解消にもつなげる狙いで事業化した。

 今年9月、拠点施設「佐野らーめん予備校」を整備、専門店と連携し創業のための研修などを行う。第1期生募集(定員5人程度)には全国各地から「予想を上回る」(同市総合政策部)11人が応募。来年1月から本格修行に入る。

 全国最多、200万人いる名字の佐藤さん聖地化を目指すプロジェクトも進行中。佐藤姓の由来は「佐野の藤原」とされ、全国の佐藤さんとの連携で関係人口増による活性化を目指す。

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