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首相、学術会議任命見送り「説明受け判断した」 他の政府機関も見直し表明

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衆院本会議で代表質問に答弁する菅義偉首相=29日午後、国会(春名中撮影)
衆院本会議で代表質問に答弁する菅義偉首相=29日午後、国会(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)首相は29日の衆院本会議で、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を見送った経緯について「最終的な決裁までに推薦の状況について説明を受けた。私の考え方は担当の内閣府とも共有し、それに基づいて私が最終的な任命の判断をした」と述べた。首相はこれまで、6人を含む会員候補105人の名簿を見ていないと説明しており、立憲民主党などが問題視していた。 

 首相はまた、政府・自民党が進める学術会議の改革について「国民に理解される、より良い組織となるよう未来志向で梶田(隆章)会長と議論を続けていきたい」と強調。その上で「これ以外の政府機関も予算の使途や機構、定員について点検し、必要があればしっかりと対応していく」と答弁した。

 一方、井上信治科学技術政策担当相は同日、東京都港区の学術会議を視察し、梶田氏ら学術会議幹部と意見交換した。梶田氏は「幹事会を中心に会議の在り方の検討を本格的に始める」と述べ、年末までに政府への報告を取りまとめる考えを示した。

 学術会議の部長3人は井上氏に「これだけ欠員が出ると健全な活動ができない」などと会員候補6人の任命を見送った人事への不満を相次ぎ表明。井上氏が組織見直しに関する意見を求める場面もあった。

 学術会議はこの後、幹事会を開催。梶田氏は幹事会後の記者会見で、政府から任命見送りの詳細な理由が示されなくても「(改革案の)検討を中断することはない」と説明した。年末に行う改革案報告に関しては「2カ月で最大限の検討をして報告したいが、最終的な報告になるとは思わない」と述べ、来年以降も組織の在り方を見直す考えを示した。

■日本学術会議の会見記事一覧

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