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「北朝鮮と生命・安全共同体に」 文大統領が施政方針演説で南北対話訴え

28日、韓国の国会で施政方針演説をする文在寅大統領(聯合=共同)
28日、韓国の国会で施政方針演説をする文在寅大統領(聯合=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、国会で来年度予算案に関する施政方針演説を行い、北朝鮮に向けて中断した対話の再開を呼び掛けた。文氏は新型コロナウイルス対応や北朝鮮を相次ぎ襲った水害の復旧での協力を念頭に「南北が生命・安全共同体として共存の道を見つけることを望む」と主張した。

 北朝鮮による9月の韓国人船員射殺事件については「政府は透明に事実を明らかにし、責任を果たす」としながらも「平和体制の切実さを改めて確認する契機となった」と指摘した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は射殺事件について謝罪し、10日の軍事パレードでの演説で「北と南が手をつなぐ日が来るのを願う」と述べたものの、対話再開に向けた具体的な動きはうかがえない。

 韓国政府は、新型コロナ対策と経済回復の両立に向けて過去最高となる約555兆8000億ウォン(約51兆円)の来年度予算案を国会に提出。文氏は演説で自国の防疫策の自賛と今後の経済回復策に力点を置き、2050年を目標に温室効果ガス排出ゼロを目指すと表明した。菅義偉首相も26日に国会で同様の宣言を行った。

 文政権は昨年の日本による半導体素材の輸出管理厳格化を受けて素材や生産設備の国産化支援に力を入れてきたが、日本に関する言及は「支援を一層拡大し、日本を越えて世界に展開していく」と述べた部分にとどまった。

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