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授業減「160時限以上」が9割 埼玉の小中学校

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴って学校の休校や分散登校が実施された4~6月の授業時限に関する埼玉県教育委員会の調査で、小中学校の約9割が「160時限以上減った」と回答したことが23日、県教委への取材で分かった。小中学校では通常、1週間で約30時限の授業があり、単純計算すると4割以上が減ったことになる。

 調査は8月、さいたま市立学校を除く県内の公立小中学校1058校を対象に実施した。小6と中3の教育課程に関し、減少した授業時限数については「159以下」「160~189」「190~219」「220~249」などの選択肢を挙げて尋ねた。

 「159以下」が小学校10%、中学校14%にとどまったのに対し、「160~189」は小学校36%、中学校33%、「190~219」は小学校37%、中学校40%に達した。「220~249」は小学校17%、中学校14%だった。

 減少分をどう取り戻すかについては、全ての学校が「夏・冬休みの短縮」の選択肢を選んだ。「学校行事や準備の時間の見直し」も多く、小学校で93%、中学校で96%だった。

 また、県教委によると、小学校と中学校のそれぞれ約2割は、今年度末までに補いきれない見通しの時限数が60を超えた。

 学校再開後の学習へのICT(情報通信技術)の活用状況に関する質問では、「メールなどによる課題配信」を選んだ学校が多く、小学校で61%、中学校で56%だった。「双方向のオンライン学習」は小学校の11%、中学校の13%に過ぎず、浸透が進んでいない状況が浮き彫りになった。

(中村智隆)

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