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安倍氏、軍艦島元島民ら激励「中傷はね返して」 韓国の強制連行主張に

軍艦島の元島民らと交流する安倍晋三前首相(左端)=22日午後、東京都新宿区の産業遺産情報センター(奥原慎平撮影)
軍艦島の元島民らと交流する安倍晋三前首相(左端)=22日午後、東京都新宿区の産業遺産情報センター(奥原慎平撮影)

 安倍晋三前首相は22日、長崎市の端島(はしま)炭坑(通称・軍艦島)などが日本の近代化に貢献した過程を展示紹介する産業遺産情報センター(東京都新宿区)を視察し、軍艦島の元島民らと交流した。

 安倍氏は韓国側が戦時中に朝鮮人労働者が差別的な扱いを受けたと主張している問題を念頭に「いわれなき中傷をぜひはね返してもらい、日本の力強い産業化の歩みを伝えていただきたい」と語った。

 軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」は安倍政権下の平成27年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。韓国側は軍艦島を含む一部施設で朝鮮半島出身者が強制的に働かされたとして、文化遺産登録の取り消しを求めている。

 安倍氏は、登録施設の三菱重工業長崎造船所(長崎市)で働いた台湾人元徴用工に給料が支払われていたことを示す「給与袋」などを見た後に、「歴史の真実も、皆さんに話してもらうことで伝わっていくだろう」と元島民らを激励した。

 元島民にとって安倍氏との面会は念願だった。平成30年6月に首相官邸に元島民らを招き、首相だった安倍氏との座談会が企画されたが、見送られた経緯がある。中には背広を新調して準備していた元島民もいたという。安倍氏は今回の面会で元島民らと1人ずつ記念撮影に応じていた。

 安倍氏の来館に先立ち、元島民ら約10人はセンター内で意見交換会を開いていた。

 長崎県在住で戦時中を軍艦島で過ごした高崎邦穂さん(84)は軍艦島の元島民を名乗る韓国人らが出版した書籍などの内容が事実に異なると指摘した上で「少なくとも端島では徴用工に対する虐待も差別もなかった。そのことをはっきりさせたい」と語った。

 センターでガイドを務める元島民の中村陽一さん(82)は「軍艦島で、おじいちゃんやおばあちゃんたちは朝鮮半島出身者にこんなことをしたといわれる。(自分たちの子孫に)そういう気持ちにさせることは絶対にできない。尊厳にかかわる。一生懸命、家族のために働いていた」と憤った。

 意見交換会では、島内に3カ所あった共同風呂では朝鮮半島出身者も日本人も一緒につかっていたという話も話題になった。

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