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北朝鮮公船が日本海のEEZ内を航行 9月末に大和堆西方

会見に臨む加藤勝信官房長官=21日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む加藤勝信官房長官=21日午前、首相官邸(春名中撮影)

 加藤勝信官房長官は21日の記者会見で、日本海の好漁場・大和堆(やまとたい)西方の日本の排他的経済水域(EEZ)内で9月29日に、北朝鮮の公船の航行を確認したことを明らかにした。「北朝鮮にわが国の立場について申し入れを行った」と述べ、懸念を伝えたことも明かした。大和堆では外国漁船の違法操業が相次いでおり、昨年には北朝鮮公船に海上保安庁の巡視船が威嚇される事案も発生している。

 水産庁の漁業取締船が9月29日、同海域で国籍不明の船舶を確認。分析の結果、北朝鮮公船と特定した。危険な行為は確認されなかったが、水産庁は翌日、安全確保のため、日本漁船に周辺で操業しないよう要請した。

 大和堆周辺はスルメイカやカニなどの好漁場だが、外国漁船の違法操業が常態化している。昨年8月には海保の巡視船が北朝鮮公船に小銃で威嚇され、同10月には北朝鮮漁船が水産庁の取締船と衝突、沈没する事故もあった。

 ところが今年は北朝鮮漁船が姿を消し、代わって中国漁船が激増している。水産庁による退去警告隻数は10月16日現在、中国船3468隻に対し、北朝鮮船は1隻のみ。1~9月で比較すると、中国船への警告は昨年比3・6倍にのぼっている。

 一方で、日本の漁業者は不満を募らせている。自民党の水産部会などが21日に開いた会合では「なぜ日本のEEZ内で操業自粛をしなければいけないのか」といった意見が漁業団体から続出。全国漁業協同組合連合会は「違法操業外国漁船をEEZ内から早急に排除し、わが国漁船の安全と操業確保に万全を期する」よう同党に要請した。

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