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埼玉県、大幅財政赤字見通し 感染拡大で歳入0・6%減 歳出は4・5%増

 埼玉県は20日、新型コロナウイルス感染拡大による経済の停滞などに伴い、令和3年度の歳出が歳入を大きく上回る見通しになったと発表した。歳入の1兆5591億円(前年度当初予算比0・6%減)に対し、歳出は1兆7066億円(同4・5%増)に膨らむ。県は同日、3年度予算の編成方針を明らかにし、財政構造を徹底的に見直す方向性を打ち出した。

 大野元裕知事は記者会見で「『新しい生活様式』への変革と行財政改革の推進は必ず進める」と強調した。

 県によると、3年度の歳入は、感染拡大の影響で企業収益が減り、法人住民税や法人事業税を中心に県税収入が減少する見通しだ。一方、高齢化で社会保障関連経費などが増えるため、歳出の増加が予想される。

 歳入から歳出を差し引いた「調整額」は1475億円で、前年度の予算編成方針発表時を110億円上回る。リーマン・ショックの影響を受けた平成22年度の1427億円を超え、過去15年で最大となった。県は予算編成過程で圧縮を目指す。

 3年度予算の編成基本方針では、厳しさを増す財政状況を踏まえ「不断の行財政改革の推進」を掲げた。事業の選択と集中を進め、財源の確保にも努めると同時に、ペーパーレス化など行政プロセスを見直しコスト削減を図る。

 感染拡大を受け「新たな社会に向けた変革」に取り組む方針も盛り込み、デジタル技術の活用による「デジタルトランスフォーメーション(DX)」推進、テレワークをはじめとする新しい働き方の拡大などの変化への対応を図る姿勢を示した。

 前年度の方針に引き続き、SDGs(持続可能な開発目標)の施策推進も取り入れた。(中村智隆)

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