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【闘う】次期衆院選注目の選挙区 東京18区 因縁の旧民主対決 

 一方、長島が菅との戦いを決断したのは、自民党議員として生きていく覚悟を示すためでもある。

 「時代を大きく前に進めるために、菅(かん)ではなく菅(すが)。菅(すが)政権の下で、次の衆院選に挑戦していきたい」

 長島は11日昼過ぎ、京王線府中駅前(東京都府中市)でマイクを握り、こう訴えた。「私の相手は大きな大きな元首相だが、しっかりと政策論争でチャレンジしていく」とも語り、対決姿勢を隠さない。

 菅(かん)への恩義はあるが、長島は菅(かん)政権が東日本大震災の対応でつまずいた際、民主党で「菅下ろし」を主導したメンバーでもある。長島は21区で当選を重ねてきたが、自民党入党時に選挙区を返上した。既に地方議員らと選対本部を立ち上げ、組織票固めを進める。

 ただ、新天地に移った直後を新型コロナウイルスが直撃した。陣営幹部は「有権者と触れ合う機会がほとんどなく、支持が浸透している実感はない」と嘆く。

 今後の焦点は、長島が同じ二階派(志帥会)に所属し、菅(かん)と「土菅戦争」を繰り広げた土屋の動向だ。土屋は前回衆院選で約1000票の僅差で敗れ落選中の身だが、再チャレンジの意欲は捨てていないとされる。土屋が出馬すれば自民の支持層が割れるのは確実だ。

 二階派の幹部は「土屋の支援がなければ長島は勝てない」と語るが、土屋は「アクセルもブレーキも踏まない」と静観の構えを崩さない。=敬称略

(奥原慎平、広池慶一)

 来年10月21日の衆院議員任期満了まで間もなく1年。与野党では、早くも党内の公認争いや激戦区でのつばぜり合いが過熱している。闘いの現場を歩いた。

 (この連載は随時掲載します)

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