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菅首相「肝煎り」3閣僚、グイグイ動いた1カ月

 菅義偉(すが・よしひで)内閣は16日で発足から1カ月がたった。首相から矢継ぎ早に課題を指示され、各閣僚はどのように反応したのか。首相肝いりの政策を担当する注目の3閣僚の動きを追った。(大島悠亮、市岡雄大)

■河野氏 改革にスピード感、首相評価

 菅内閣の目玉政策となる規制改革や縦割り打破を託されたのが河野太郎行政・規制改革担当相だ。首相は「俺がやりたいことは全部河野にやらせる」と語る。

 スタートダッシュは早かった。新閣僚の就任会見が深夜に及ぶことに「こんなものさっさとやめたらいい」とかみついたかと思えば、間髪入れずに自身のホームページに役所の規制などに関する苦情や提案を募る「縦割り110番」を開設した。行政手続きの押印廃止や霞が関の働き方改革でも注目を浴びる。

 河野氏の働きぶりには、首相も「彼はああいうのが得意だ」と高評価を与えるが、急激な変化には不満も生じている。「行き過ぎた脱はんこ」に対し、自民党の二階俊博幹事長は関係議員に「署名を集めて反抗しろ」と発破をかけた。

 過激な言動が売りの河野氏だが、二階氏は首相の自民党総裁選勝利を主導した政権の後見役。相手が悪いと見たか「(はんこと反抗をかけた二階氏に)『座布団1枚』という感じだ。私としては、やるべきことを淡々とやるのみだ」とかわす器用さも見せた。ただ、首相が求めるスピード感は、十分な説明と理解を得る努力を伴ってこそ効果を発揮する。

 「ずいぶんスピードを出したが、マラソンを走り切るスピードになってきた」

 就任1カ月の感想を問われ、河野氏はこう答えた。ゴールまでの間にどれだけの成果を挙げられるのか。河野氏の評価は内閣全体の評価にも直結する。

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