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日銀、来年度にデジタル通貨の実証実験を開始

 日本銀行は9日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する取り組み方針を発表し、実現可能性を検証する実証実験を令和3年度の早い時期に始めると明らかにした。日銀は現時点で「CBDCの発行計画はない」との認識を示すが、海外ですでにCBDCの実証実験が始まっていることなども考慮。将来、CBDCが国際的に普及した場合に出遅れず、対応できるよう準備を進める。

 実験は3段階での実施を予定。1段階目では、CBDCの発行や流通といった基本機能について検証する。2段階目では応用的な機能を付け加えて、実現の可能性を確認。3段階目は「パイロット実験」として、民間事業者や消費者が参加する形式での実験を想定している。

 また、実証実験と並行し、民間事業者との協調・役割分担や、関連する情報技術の標準化のあり方などについても検討を進める。

 CBCDについては、すでにカンボジアが実質的な運用を開始。中国では「デジタル人民元」の実証実験を一部都市で始めており、2022年に北京で開催予定の冬季五輪での試験導入を計画している。欧州中央銀行(ECB)も21年の実施を検討している。

 JR東日本の「Suica(スイカ)」など民間の電子マネーは加盟店などでの利用に限定されるが、CBDCは現金のように誰でも、どこでも使える決済手段として高い利便性が期待される。一方で、中銀が決済履歴などの個人情報を管理することには懸念も出ている。

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