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公明・石井幹事長、国政選挙が「ポスト山口」への試金石

首相官邸入りする公明党・石井啓一幹事長=6日午前、首相官邸(春名中撮影)
首相官邸入りする公明党・石井啓一幹事長=6日午前、首相官邸(春名中撮影)

 公明党の山口那津男代表(68)による7期目の新執行部体制がスタートし、世代交代が着々と進み始めている。ナンバー2の石井啓一新幹事長(62)は前任者から6歳若返り、落ち込む党勢の拡大に意欲を見せる。「ポスト山口」の有力候補と目され期待も大きいが、迫る衆院選や再来年の参院選で結果を残せるかが大きな試金石となる。

 「臨時国会で『国民のために働く内閣』をアピールしてください」

 石井氏は6日の政府与党連絡会議で、菅義偉首相や麻生太郎副総理兼財務相らを前に、菅内閣が掲げるデジタル庁創設などの改革で成果を示すよう求めた。幹事長としてデビュー戦となる政府との会議で、存在感をアピールしたといえる。

 石井氏は平成5年の衆院選で初当選し、党政調会長や国土交通相などを歴任。昨年9月からは幹事長代行として国会運営などの党務を担ってきた。実務能力には定評がある。

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題では国交相だった石井氏の国会答弁が安定し、安倍晋三前首相も評価した。山口氏も「ひと世代新しい時代を担う中核の一人」と信頼を置く。

 山口氏は先月29日の記者会見で、「次の世代に党運営の主体を移していく」と世代交代を確実に進める意向を示した。次の代表選が実施される令和4年秋にも代表が交代するとの見方が広がっている。

 候補の最右翼は石井氏だが、党運営全般を担う幹事長にとって「最大の仕事は選挙」(党幹部)とされ、国や地方の選挙で結果を残し続けることが条件だ。

 特に国政選挙では、連立を組む自民党と利害の絡む候補者調整が求められる。自民のカウンターパートは老練な二階俊博幹事長だけに、公明内からは「渡り合っていけるのか」(幹部)と懸念も漏れる。

 支持母体の創価学会とのパイプの細さを不安視する向きもある。選挙で全面的な支援を得られるかは「学会幹部との関係が重要」(学会関係者)だからだ。

 石井氏は2日の記者会見で「自分の力がないことは自分が一番よく知っている。党内の議員全員が力を発揮できるような党運営を心掛けたい」と語った。来秋までに行われる衆院選が「ポスト山口」に向けた最初の焦点となる。(力武崇樹)

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