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首相「ポスト菅」候補へ河野、加藤、武田各氏らを処遇 小泉氏は「追試」

会見に臨む河野太郎行政改革・規制改革担当相=17日未明、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
会見に臨む河野太郎行政改革・規制改革担当相=17日未明、首相官邸(佐藤徳昭撮影)

 菅義偉首相の閣僚人事からは、将来の「ポスト菅」と位置づける次期首相候補の育成方針が読み取れる。政権の目玉政策を担う閣僚に河野太郎行政改革担当相や武田良太総務相らを起用し、自身が7年9カ月務めた官房長官には、加藤勝信前厚生労働相を抜擢した。複数を競わせて求心力を高めるのは、安倍晋三前首相の手法にも似ている。

 「はんこをすぐになくしたい」

 河野氏は23日のデジタル改革関係閣僚会議でこう意気込み、テレワーク推進を妨げてきた「はんこ文化」をやり玉に挙げた。

 首相は河野氏の突破力や発信力に期待を寄せており、最重要課題とする「縦割り行政の打破」を任せた。河野氏は自民党で第2派閥の麻生派(志公会)に所属。同派会長の麻生太郎副総理兼財務相と首相は河野氏に実績を積ませて育てる考えで一致しており、河野氏の存在は政権の安定にもつながっている。

 一方、加藤氏は次期首相候補として再浮上した。安倍氏の最側近で党四役の総務会長などを歴任。しかし、新型コロナウイルス対応では厚労相として批判を浴び、「ポスト安倍」レースから後退していた。

 今回、加藤氏が政権のスポークスマンとなる官房長官に就任したことで、弱点だった知名度は上がりそうだ。所属する竹下派(平成研究会)会長の竹下亘元総務会長は「このポストを一つのジャンプ台に、次へ次へとジャンプするよう期待する」と語った。

 ただ、派には再任された茂木敏充外相を推す声もある。加藤氏が目立つ立場になったことで、派内にはさざ波も立っている。

 菅氏は今回の人事で、武田氏にもスポットライトをあてた。総務行政は門外漢だが、政策実行力を買い、菅政権が目玉政策と位置づける携帯電話料金の値下げを担当させた。所属する二階派(志帥会)には首相候補が見当たらないだけに、今回、武田氏が結果を出すかどうかが注目される。

 小泉進次郎環境相は、昨秋の就任直後は調整力が疑問視された。再任したのは、将来の首相候補として「追試の意味合いがある」(政府関係者)という。

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