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【菅内閣発足】安定重視の布陣 対コロナや行政デジタル化取り組みへ

第99代首相に選出され議場に一礼する自民党の菅義偉総裁=16日午後、国会・衆院本会議場(春名中撮影)
第99代首相に選出され議場に一礼する自民党の菅義偉総裁=16日午後、国会・衆院本会議場(春名中撮影)

 自民党の菅義偉(すが・よしひで)総裁は16日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による菅内閣が発足した。安倍晋三前首相の体調不良による辞任を受けたもので、首相の交代は平成24年12月以来、7年9カ月ぶり。菅首相は同日夜、官邸で初の記者会見に臨み、最優先課題と位置付ける新型コロナウイルス対策や経済再生に加え、行政のデジタル化を進める「デジタル庁」創設などに取り組む考えを明らかにした。

 菅首相は会見で「安倍政権の取り組みを継承して前に進めていくことが私に課された使命だ」と述べた。衆院解散・総選挙については新型コロナ収束に全力を挙げるとしつつ「(衆院議員の任期満了前の)1年以内に解散・総選挙がある。時間の制約も視野に入れながら考える」と述べた。

 北朝鮮による日本人拉致問題に関しては「不退転の決意で自ら先頭に立って取り組みたい」と強調。首相主催の「桜を見る会」は経費を予算計上せず、来年以降中止する考えを示した。

 新内閣を「既得権益を打破し、規制を改革する。国民のために働く内閣だ」と説明。安倍内閣を共に支えた麻生太郎副総理兼財務相や新型コロナ対策を担う西村康稔経済再生担当相ら8人を再任し、厚生労働相を務めていた加藤勝信氏を官房長官に起用した。

 省庁の縦割り打破に向け、行政改革・規制改革担当相に河野太郎防衛相を充てた。菅首相は会見で「縦割り110番」の設置検討を河野氏に指示したことを明らかにした。

 デジタル庁の新設に取り組むデジタル改革担当には元IT・科学技術担当相の平井卓也氏を起用した。2025年大阪・関西万博を担当する万博相を新設し、井上信治元内閣府副大臣を充てた。井上氏や、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相ら初入閣は5人で、閣僚数は1増の20人になった。

 菅首相のように自民党から選ばれた首相で、派閥に所属せず、世襲議員でもないケースは異例だ。

 安倍内閣は16日午前の臨時閣議で総辞職し、歴代最長となった安倍氏の首相在職日数は連続で2822日、第1次からの通算は3188日だった。

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