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プーチン大統領が菅首相に祝電「諸問題に共同対処」 安倍路線継続を歓迎

プーチン露大統領(AP)
プーチン露大統領(AP)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は16日、新首相に選出された菅義偉氏に祝電を送り、「諸問題に建設的に共同対処していく準備がある」と表明した。露大統領府が発表した。ロシアは菅氏が安倍晋三前首相の対露協力路線を継続するとみて歓迎しているとみられる。

 祝電は「安倍氏の尽力などで近年の両国の対話は相当に発展した」と安倍前政権時代の両国関係を評した上で、「両国間の喫緊の課題や国際的な議題について建設的に共同対処していく準備がある」と強調した。

 ロシアにとり、先進7カ国(G7)の一員である日本との関係は国際的孤立を回避する観点から貴重だ。ロシアが2014年にウクライナのクリミアを併合して欧米との関係が悪化した後も、安倍氏はロシアと良好な関係を維持。平和条約締結を視野に経済・技術協力を進めてきた。そのため露側は安倍氏の後継である菅氏選出に安堵(あんど)している。

 一方、菅氏にとって行き詰まっている北方領土交渉の進展は容易ではない。ロシアは現在、領土問題を棚上げした平和条約を結ぶべきだとの立場を強め、「平和条約は領土問題の解決後に結ぶ」とする日本との隔たりは大きい。

 安倍氏と異なって菅氏にはプーチン氏との個人的関係が欠如していることなども、今後の交渉に影響するとみられている。ロシアの日本専門家の間では「菅政権下でも基本的な協調関係は変わらないが、同時に領土問題でも進展は見込めない」との見方が支配的だ。

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