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【総裁選を追う 9月14日】「働く内閣」「ゼロから総理に」 菅氏、声張り上げる

■「あと1時間ある…」 午後0時50分からの決起集会で岸田氏

 地方票で大幅な出遅れが分かった政調会長の岸田文雄は午前、告示日と同様、妻からプレゼントされた勝負カラーの赤のネクタイで党本部に入った。

 午後0時50分に始まった同じホテルでの決起集会で「(両院議員総会まで)あと1時間ある」と訴え、国会議員票の上積みを呼びかけた。「決断できない」「迫力がない」と評された岸田だが、選対本部長の元五輪相、遠藤利明は選挙戦をこう振り返った。

 「日を追うごとに戦う政治家になった」

 石破は疲れがたまっていたのか、いつもより遅い午前6時20分に起床。午後0時45分、衆院議員会館の会議室で「質素に元気よく」(陣営幹部)集会を開き、「政治は心を震わせるものだと国民の多くに思ってもらった。書生の熱い思いと純粋な志を失ってはならない」と語った。

■「安倍首相に万雷の拍手を」 午後2時からの両院議員総会で菅氏

 両院議員総会は午後2時に始まった。3時20分ごろ、菅が全体の7割を占める377票を獲得したとの投票結果が発表された。

 「菅義偉君をもって当選者と決定いたしました」。総裁選管理委員長の野田毅がそう宣言すると、菅は立ち上がり、何度も頭を下げたが、笑顔は見せなかった。

 続いて、誰を支持するか明言しなかった安倍がこうあいさつした。

 「国のため、人のために黙々と汗を流してきた菅さんの姿を私はずっと見てきた。この人なら間違いない。この思いを皆さんと今日一つにできたのではないか。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないか」

 菅は安倍に感謝の言葉を述べ、「一緒に万雷の拍手をお願いしたい」と呼びかけると、出席者が一斉に立ち上がり、拍手を送った。

 決意表明を終えた菅は、安倍の長年の労をねぎらい、花束を手渡した。受け取った安倍は、壇上の3候補のうち菅、続いて岸田に頭を下げて謝意を示した。

 地方票で3位だった岸田は、国会議員票で79票を得て2位に食い込んだ。岸田派(宏池会、47人)をはじめとする基礎票を上回る結果は、一部の菅支持の議員が岸田に票を回したのが一因との見方もある。

 一方、石破は国会議員票が伸びなかった。ある議員はこう解説した。

 「3位の人は来年の総裁選への挑戦権を失う。石破氏を3位にする必要があった」。次をにらんだ駆け引きがすでに始まった。(敬称略)

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