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【総裁選を追う 9月14日】「働く内閣」「ゼロから総理に」 菅氏、声張り上げる

自民党総裁選を終え、壇上で手を取り合う(左から)岸田文雄政調会長、安倍晋三首相、菅義偉官房長官、石破茂元幹事長=14日午後、東京都港区(川口良介撮影)
自民党総裁選を終え、壇上で手を取り合う(左から)岸田文雄政調会長、安倍晋三首相、菅義偉官房長官、石破茂元幹事長=14日午後、東京都港区(川口良介撮影)

 自民党総裁選は14日、官房長官の菅義偉が第26代総裁に選出され、前総裁の安倍晋三(首相)の辞任表明以降、17日間の後継レースが幕を閉じた。「秋田の農家の長男として生まれ、地縁も血縁もない政治の世界に飛び込み、ゼロからのスタートだった」。当選後にこう語った菅は、16日の臨時国会で第99代首相に就任する。(田中一世)

■「平常心」 午前9時前 記者団に菅氏

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で暮らす菅はいつも通り午前5時に起床した。当選した場合の演説原稿を確認してから周辺を散歩した。午前9時前には国会内の事務所に入り、記者団に「平常心だ」と心境を述べた。

 11時過ぎ、官房長官としての最後の記者会見に臨んだ。在任7年8カ月、前人未到の3213回目。官房長官を辞めたいと思ったことはあるかとの質問に、率直に胸中を明かした。

 「何度もある。国会運営がうまくいかないときだ。安全保障関連法など、いろいろ眠れないことが度々あった」

■「いち早く一致」 午後1時からの菅氏決起集会で二階派幹部

 新総裁を決める両院議員総会は東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれた。

 開会直前の午後1時、同じホテルで菅の決起集会が開かれた。菅はいつになく高揚した様子で声を張り上げた。

 「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義、これをぶち壊して規制改革を進め、国民のために働く内閣を作らせていただきたい」

 「ゼロからのスタートでも日本で総理大臣になれることを実証したい」

 見慣れた朴訥(ぼくとつ)とした官房長官としての姿とは全く異なるように見えた。

 党内7派のうち5派の領袖(りょうしゅう)クラスが順番に登壇した。冗談も飛び出すなど勝利集会のような明るいムードに。菅擁立を主導した党幹事長の二階俊博率いる二階派(志帥会)会長代行の元官房長官、河村建夫はこうスピーチし、立役者ぶりをアピールした。

 「この難局を乗り切る人は誰か。この人をおいてほかにない。われわれ志帥会47名は“いち早く”意見が一致した」

 参加した他派の議員は「言わなくてもいいことを…。人事(ポスト争い)だな」とつぶやいた。

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