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中国報道官、菅氏に祝意 「中日関係の改善継続を」

記者会見する中国外務省の汪文斌副報道局長=14日、北京(共同)
記者会見する中国外務省の汪文斌副報道局長=14日、北京(共同)

 【北京=西見由章】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は14日の記者会見で、自民党総裁に選出された菅義偉官房長官に対して「祝賀」の意を表した。「日本の新たな党指導者とともに(新型コロナウイルスの)感染症との戦いや経済社会の発展に関する協力を深め、中日関係の継続的な改善と発展を推し進めたい」と述べた。

 中国国営新華社通信は14日、自民党総裁選で菅氏が選出されたことを速報し、「16日の臨時国会で日本の新首相に指名される」と伝えた。国営中央テレビ(CCTV)も菅氏の経歴を詳しく紹介するなど中国メディアは高い関心を示した。

 中国外務省の直属機関である中国国際問題研究院の蘇暁暉(そ・ぎょうき)副研究員はCCTVの番組で、菅氏について「政治エリートや政治家一族ではなく平民出身だ」と紹介し、「庶民の生活を重視している」と分析。内政に対応する能力はたけているが「外交面での経験がやや不足」しているとも指摘した。

 蘇氏は日本の今後の外交政策について、従来通り「日米同盟を基礎」として対中姿勢を決定すると分析。軍事・安全保障面では「米国の地域戦略に一層協力」し、アジア太平洋地域に「不確実な要素」をもたらす可能性があると主張した。

 一方、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(英語版)は14日付で、自民党総裁選の候補者3人について「中国に関して全員がタカ派の姿勢をとっている」と言及。「(中国への)敵対的な発言は党内の保守派や親米勢力から支持を得るためのショーであり、中国の核心的利益にとってどの程度の挑戦となるかは不確実だ」と分析した。

 さらに今後の中国の対日政策については「中日関係の大局を見据えて行動する」としつつ、「主権や香港、台湾問題を含む中国の核心的利益に関して交渉の余地はない」とする専門家の談話を伝えた。

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