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菅氏、アジア版NATO「反中包囲網にならざるを得ず」 自民党総裁選候補が公開討論会

日本記者クラブで自民党総裁選立候補者討論会に臨む(左から)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=12日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)
日本記者クラブで自民党総裁選立候補者討論会に臨む(左から)石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長=12日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選は14日、投開票される。立候補した石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長は12日、日本記者クラブ主催の公開討論会に臨んだ。菅氏は多国間同盟・北大西洋条約機構(NATO)に範をとった「アジア版NATO」について「反中包囲網にならざるを得ない」との理由で否定し、日米同盟を基軸とした外交を展開する考えを示した。

 アジア版NATOは石破氏が提唱する構想。菅氏から狙いを聞かれた石破氏は「中国やロシアを排しているわけではない」とし、自由や法の支配など価値観を共有する国々のネットワークだと説明した。

 これに対し、菅氏は「敵、味方を作ってしまう恐れがある」と反論。対中外交に関しては「ハイレベルの機会を活用し、主張すべきは主張し、課題を解決していく」と述べた。

 新型コロナウイルス対策について、菅氏は「収まらなければ徹底的に次の手を打っていく」と述べ、給付金の追加を含む対策を検討する考えを明らかにした。石破氏は新型インフルエンザ等対策特別措置法の早期改正を主張し、岸田氏は社会経済活動を再開するためのPCR検査体制の充実を訴えた。

 消費税の税率引き上げに関し、菅氏は「10年は消費税(増税)は考えない」と説明。岸田氏も「しばらくは(税率を)触るのは難しい」と述べた。

 一方、衆院解散・総選挙の時期について、菅氏は「国民はコロナ対策をしっかりやってほしいという思いが非常に強い」と指摘しつつ「新首相の判断だ」と含みを持たせた。後任の官房長官は、国会対策での党との調整や政府スポークスマンなどを担う職責から「総合的な仕事ができる人物が良い」と語った。

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