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公取委・杉本委員長が退任 プラットフォーマー規制に道筋

退任会見にのぞむ公正取引委員会の杉本和行委員長=11日、東京都千代田区
退任会見にのぞむ公正取引委員会の杉本和行委員長=11日、東京都千代田区

 12日付で退任する公正取引委員会の杉本和行委員長(69)は11日、東京都内で退任の記者会見を開いた。杉本氏は在任中、「プラットフォーマー」と言われる巨大IT企業の規制に道筋をつけたほか、楽天の送料一部無料化に「待った」をかけるなど存在感を示した。ジャニーズ事務所への注意などで芸能界の契約慣行にメスを入れたことも話題になった。後任には古(ふる)谷(や)一之・内閣官房副長官補(65)が就任する。

 杉本氏は「デジタル化の波が押し寄せている中、大きな役割を果たすプラットフォーム企業の行動をモニターすることに重大な関心を払ってきた」と強調した。

 杉本氏は平成25年3月に委員長に就任。公取委は28年や30年に、出品事業者に不公正な取引を求めた疑いがあるとしてアマゾンジャパンに立ち入り検査。昨年10月には、巨大IT企業に出店者らが不利な契約を強いられているケースなどを示した取引実態の報告書を公表。独占禁止法違反の適用も視野に入れるという強い姿勢を示したことが、政府による規制強化の動きにつながった。今年5月には、契約条件の開示や変更時の事前通知などを義務付ける法律が成立した。

 杉本氏は、「これからはデータが重要な地位を占める。医療などのさまざまな分野で、ビッグデータに公共財のようにアクセスできることが競争環境の整備につながるという考え方があり、政府で検討してほしい」と述べた。

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