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「信任投票」乗り切るも揺らぐ「枝野1強」 合流新党、人事焦点に

合流新党の立憲民主党代表に選出され、会見で笑顔の枝野幸男代表=10日午後、東京都千代田区(飯田英男撮影)
合流新党の立憲民主党代表に選出され、会見で笑顔の枝野幸男代表=10日午後、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 立憲民主党と国民民主党などで結成する合流新党の10日の代表選で、立民の枝野幸男代表は勝敗ラインとされた100票を上回り、「信任」を得た。だが、党名選挙では国民の泉健太政調会長が提案した「民主党」に国民の議員数を上回る54票が集まり、「立憲民主党」への拒否感を浮き彫りにした。新党の人事をめぐっては、早くも出身政党や主要グループの思惑が交錯している。

 代表選に先立って開かれた枝野氏の出陣式には、立民最大のグループを率いる赤松広隆衆院副議長や無所属の岡田克也元副総理らが続々と駆け付けた。目を引いたのが旧民主党政権時代、消費税増税などをめぐり激しく対立した野田佳彦前首相と小沢一郎衆院議員だ。小沢氏は会場に入ると野田氏の2つ隣の席に座り、静かに目を閉じた。野田氏もじっと前を見据え、微動だにしなかった。

 「枝野1強」と揶揄(やゆ)された立民だが、旧民主、旧民進党出身者らの再結集となる今回の合流でワーバランスが大きく変化する可能性がある。その意味で、今後を占うのが幹事長などの幹部人事だ。枝野氏は代表選出後の記者会見で、15日の結党大会までに決める考えを示しつつ「全くの白紙だ。奇をてらうことはしない」と述べるにとどめた。

 枝野氏を支えてきた立民重鎮は「枝野氏は老壮青、どうバランスを取るのか、頭を悩ませているだろう」と語りつつ、新党の約6割を占める立民議員の厚遇に期待を寄せる。これに対し国民側からは「幹事長を取りたい」と最重要ポストを求める声が上がる。泉氏が代表選で42票を獲得し一定の存在感を見せたためだ。

 新党の人事について、国民関係者は「幹事長人事は誰を就任させてもハレーションが起こる。全く想像ができない」と嘆いた。(千田恒弥)

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