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【総裁選所見発表詳報】(9)岸田氏「国民の声を聞く力を政治のエネルギーに」

自民党総裁選の候補者所見発表演説会で演説する岸田文雄政調会長=8日午後、東京都千代田区の自民党本部(飯田英男撮影)
自民党総裁選の候補者所見発表演説会で演説する岸田文雄政調会長=8日午後、東京都千代田区の自民党本部(飯田英男撮影)

■岸田文雄氏

 この度自民党の総裁選挙に立候補いたしました岸田文雄でございます。浅学非才ではございますが、全力、全霊全身をかけて、この選挙に臨んでいきたいと存じます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。そして冒頭、私からも先日の台風10号によって被災された皆さま方、全ての皆さま方に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。

 土砂災害など二次災害の危険もまだ残っております。警戒は緩めることはできませんが、こうした災害が次々と起こる、この時代にあたって、防災・減災、あるいは国土強靱(きょうじん)化3カ年計画など、こうした取り組みの実施継続、拡充、こうしたものをしっかり進めることによって、国家百年の大計にたって、この防災についてもしっかり考えていかなければならない、こうしたことを強く感じます。

 その上で所信について申し上げます。私が国会に議席を初めていただきましたのは1993年第40回衆議院選挙、日本国で最後に中選挙区制度で選挙が行われた選挙でありました。その選挙によって私たち自民党は野に下りました。初めて野党を経験いたしました。そのときの自民党本部の姿。私は今でも、ついこの間のようにいきいきと思い返すことができます。

 あのとき、年末予算のシーズンであるにもかかわらず、自民党の党本部、駐車場はガラガラでありました。受付の女性、あるいは守衛の皆さんも、手持ち無沙汰の様子をされておられた。また、時の幹事長は、後に総理大臣になられます森喜朗総理でありましたが、当時の森幹事長も幹事長室で暇を持て余しておられた。そういった印象を大変印象深く覚えております。

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