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【しずおかこのひと】袋井市教育委員会おいしい給食課 石塚浩司さん(44) 学校給食に地場農産品活用で食育を

袋井市教育委員会・石塚浩司さん(那須慎一撮影)
袋井市教育委員会・石塚浩司さん(那須慎一撮影)

 学校給食をフックに、持続可能な循環型社会の実現を目指す活動を行い、特に、地場の農産品使用率を大幅に増やすなどの取り組みで、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2020」を受賞した袋井市教育委員会おいしい給食課の石塚浩司さん(44)。十種競技や棒高跳びで数々の高成績を残すトップアスリートでありながら、壮絶な闘病も経験し、「食」の大切さを身に染みて感じたことも、子供たちに良質な給食を食べてもらいたいと思う原動力という。(那須慎一)

 --今回、アワードを受賞し、率直な感想は

 「私は賞の存在を知らなかったのですが、学校給食という『当たり前すぎて目立たない』ような業務を行ってきた中で、市側が取り組みをよく知ってくれていて、推薦をしていただけたことに驚くとともに、とてもうれしく思いました」

 --取り組みのきっかけは

 「『食』という字は、『人』プラス『良』と書きます。つまり、人を良くするのが食であるともいえると思います。幼少期から中学にかけては、食習慣の基礎が身に付く大切な時期であり、学校給食を通じた学びにつなげたいと考えました。平成25年に新たに中部学校給食センターができたことを機に、市も給食を大切にする方針を打ち出したことも大きかったです」

 「私自身、持病を抱えながら、大学から陸上の十種競技に取り組んできたのですが、26歳で参加した大会で1500メートルを走っているときに違和感を覚え、診察を受けると即入院、となり、3年間の闘病生活を余儀なくされました。その際の厳しい食事制限の経験から、食の大切さを実感したことも影響しています」

 --具体的にどう取り組もうと

 「給食を食べるという実体験を通じた学びを提供するため、地場の食材を活用する形で食育につなげようと考えました。ただ、袋井市はコメ、お茶、クラウンメロンの生産は盛んですが、給食で使う野菜類が少なく、当初は苦戦しました。そこで、専業の方の協力に加え、自家栽培程度の耕作をされている方に、例えば『すべて玉ねぎを作ってくれれば給食用に買い取ります』といったように、作付けから納品までをお願いできる協力者を少しずつ増やしていきました。さらに、2カ所の障がい者就労施設の皆さんにも協力いただき、このうち1カ所では野菜くずをかきまぜて堆肥化し、無農薬野菜の栽培につなげる取り組みも行うなど、多様性が出てきました」

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