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【総裁選ドキュメント】岸田氏、地元・広島大会はリモート…戦略練り直し

自民党広島県連大会にリモート出演する岸田文雄政調会長=東京・永田町(永原慎吾撮影)
自民党広島県連大会にリモート出演する岸田文雄政調会長=東京・永田町(永原慎吾撮影)

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選に出馬する岸田文雄政調会長が6日、地元・広島の県連大会にリモート出演した。広島は岸田派(宏池会)の議員が多数選出される派の牙城。県連大会には岸田氏が直接駆け付ける予定だったが、台風10号の接近を踏まえ、急遽(きゅうきょ)取りやめた。菅義偉官房長官が先行する中、広島をはじめとする地方を回り、地方票を積み上げる戦略は台風の影響で練り直しを迫られることになった。

 「広島の方々にいただいた力を使い尽くし、全てを賭けて戦いに臨みたい」。6日午後、岸田氏は党本部の政調会長室から県連大会にリモート出演し、総裁選での支援を呼びかけた。

 広島は、衆院広島1区選出の岸田氏の地元であるほか、小林史明青年局長(広島7区)らを選出。外相時代の岸田氏が平成28年、オバマ米大統領(当時)の訪問を成し遂げた場所でもある。

 今回の総裁選で、県連は割り当てられた3票の地方票の配分を決めるため、党員対象の予備選を実施する。すでに岸田氏を支える地方議員らが電話作戦を展開しており、県連関係者は「予備選では8割は取ってもらわんといけん」と話している。

 この広島の熱気を高めるため、岸田氏もぎりぎりまで現地入りを模索していたが、台風接近に伴う危機管理のため最終的に見送った。安倍晋三首相が辞任を表明した先月28日には東京を空け、新潟市を訪問していたことが初動の遅れにつながったとの指摘を受けていたことも影響したとみられる。

 主要派閥が支援に回った菅氏を相手に国会議員票で苦戦する岸田氏にとって、地元入りの見送りは苦渋の判断だったが、県連大会後に開かれた岸田氏を激励するための会合では、湯崎英彦知事から「地元のことを憂うことなく大きな力を発揮してほしい」との声が上がった。将来的な「岸田首相」の芽を残すため、広島で菅氏ら他候補に後れをとることは許されず、岸田派中堅は「総裁候補の地元で恥ずかしい戦いはできん」と反転攻勢を誓っていた。(永原慎吾)

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