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【総裁選ドキュメント】雌雄決して、焦点は石破、岸田両氏の「2位」争いへ

左から岸田文雄氏(2019年12月16日撮影)、石破茂氏(2020年6月8日撮影)
左から岸田文雄氏(2019年12月16日撮影)、石破茂氏(2020年6月8日撮影)

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選は、7派閥のうち5派閥が支持を打ち出した菅義偉(すが・よしひで)官房長官が有利に戦いを進める公算が大きい。政界の関心は、菅氏の背中を追う石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長との争いに傾きつつある。

 4度目の挑戦となる石破氏を推す石破派(水月会、19人)は「打倒菅氏」で気合を入れる。ただ、石破氏は2日のフジテレビ番組で「誰がどう計算しても厳しい以外の何物でもない」と選挙情勢を冷静に分析した。

 とはいえ、初挑戦となる岸田氏の後塵(こうじん)を拝することになれば、「本当の勝負」と位置付ける来年の総裁選での勝利が危うくなる。「石破首相」誕生の芽を残すためにも支持の取りこぼしは許されない状況だ。

 石破氏は2日のTBS番組で、岸田氏について「外交や歴史認識、政治手法は似通っている所があるかもしれない」と語った。「(今回の)選挙の結果がどうなるかで組むことはないとはいえない」とも述べ、来年の総裁選を念頭に岸田派(宏池会、47人)との連携の可能性に含みを持たせた。

 一方、岸田派も領袖(りょうしゅう)の支持を広げるために精力的に動いている。万が一、勢力で岸田派に劣る石破派の石破氏にまで後れをとれば、「将来の首相」の期待も一気にしぼみかねない。石破氏を上回ることは最低ラインであり、派の中堅は「われわれの天王山だ。下手な戦いをすれば次につながらない」と気を引き締める。

 岸田氏も2日、記者団を前に「長い経験に裏付けられたさまざまな発信を続けてこられた。総裁選でもしっかりと訴えている」と石破氏を持ち上げた。ただ、同日の読売テレビ番組で今回の総裁選での連携の有無を問われると、「自分がどう戦うのかを世の中に示すのが大事だ」とやんわり否定した。(永原慎吾、奥原慎平)

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