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【総裁選を追う 9月1日】本命の菅氏、森元首相の五輪協力要請に「首相から伺っています」

会見に臨む菅義偉官房長官=1日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む菅義偉官房長官=1日午前、首相官邸(春名中撮影)

 辞任する首相の安倍晋三(自民党総裁)の後継を決める総裁選は1日、党の意思決定機関の総務会で選挙の方式が決定した。これを受け、政調会長の岸田文雄、元幹事長の石破茂が出馬を正式表明し、レースの号砲が鳴った。総裁選の行方を追った。(田中一世)

菅氏「明日表明する」

 午前8時過ぎ、東京・永田町。主要派閥が相次ぎ推挙を決め、「大本命」となった官房長官の菅義偉が、無数のカメラフラッシュを浴び、担当記者に囲まれながら首相官邸に出邸した。

 10時17分に始まった記者会見では、いつもの淡々とした口調で「総裁選についてのコメントはこの場では控えたい」と出馬の意向を問う記者をかわしたが、準備は着々と進めた。

 午後には東京・晴海の東京五輪・パラリンピック組織委員会を訪ね、組織委会長で元首相の森喜朗に会った。森は最大派閥・細田派(清和政策研究会)の後見役である。「大会のことをよろしく頼む」と五輪開催への協力を求められた菅はこう応じた。

 「首相から伺っています」

 3時過ぎには国会内で、自身に近い自民党の参院議員グループ11人から出馬要請を受け、「明日(2日)の夕方、出馬表明をする」と明言した。

 周辺からは早くも「楽勝ムード」を懸念し、「ちょっと引き締めなければ」(閣僚経験者)といった声まで出始めている。

若手「負けた」

 自民党本部は午前中から騒がしかった。

 11時に始まった総務会は、幹事長の二階俊博が示した党員・党友投票を省略する案に対し、20人以上から賛否の声が出た。

 「党員投票をやらなければ民意はついてこない」と反対論の口火を切ったのは元行政改革担当相の村上誠一郎。環境相の小泉進次郎も総務会に途中参戦し、「広く意見を聞くことが民主主義のあるべき姿だ」と持論を述べた。

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