PR

ニュース 政治

【石破氏出馬会見】(5)「継承すべきは政治の安定」

会見で自民党総裁選出馬を表明する石破茂元幹事長=1日午後、国会内(春名中撮影)
会見で自民党総裁選出馬を表明する石破茂元幹事長=1日午後、国会内(春名中撮影)

 --安倍晋三政権の継承したい点と変えていきたい点は

 「継承しなければならないのは政治の安定だ。安定した政治が行われたことは非常に意義のあることだった。次の政権もできるだけ国民の信任のもとに安定した政権でありたい。

 変えるべき点は、経済的に株も上がった、企業の利益も上がった。しかし国民の所得は豊かになっただろうか。地方は豊かになったのか。中小企業は豊かになっただろうか、GDPを考えたときに低所得の方々の所得を上げていくということ、それはまだ十分に実現できていると思っていない。

 地方創生担当相を2年務めたが、地方の雇用、所得、これはまだ実現道半ばだ。安倍政権が種をまいたこの部分、これは発展的に早急に継承し、変えていかねばならない。

 トランプ米大統領との関係、あるいはプーチン露大統領との関係、総理の努力によって、いろんな外交関係が強化された。これを政府と政府、国と国、国民と国民、そういう関係に広げていきたい。

 経済的な負担のみならず、本音で話しあうことができる日米同盟もそうだ。北方領土も、拉致問題もそうだ。問題解決の隘路(あいろ)になっている点は何かが国民によく理解されていない。そのことを解明していきながら、日米同盟、日露関係、拉致問題、そういうものの解決に取り組んでいきたい。

 安全保障については先ほど申し上げた通りだ。法制、装備、そういうものを根本から見直していくことは必要なことだ。きちんとした検証のもとに必要な改革を、法整備、装備面、同盟の運用、そういう点においてやっていきたい」

  -キャッチコピーの「納得と共感」に込めた思いは

 「民主主義というのは51対49で51が正しい、だからこれが結論だ、というものだとは思っていない。法律案にしても予算案にしても成立すれば国民に等しく適用される。若いころ、先輩から『反対している人に賛成してもらうのは無理かもしれない。でも、納得してもらう努力は最大限せよ』と教わった。納得してもらう努力を決して惜しんではならない。国民が『そうだね、よく分かったよ』といってもらえる納得だ。

 そして共感というのは、『一緒にやろう』。そういう思いだろうと思っている。政府がやるんだということではない。『共にやろう』という共感が政治に必要だ。安全保障環境が厳しい。経済が厳しい。人口が減少し、高齢化が進み、財政が厳しい。そういう時こそ、納得と共感。それが政治には絶対に必要だと、その思いを込めてキャッチフレーズにした」

 --首相になった場合、「森友・加計学園」「桜を見る会」の再調査はどうするか 

 「政権の中にいなかったので、事実関係がどうかを完全に承知しているわけではない。仮に政権の中に入ったとするならば、事実関係はどうなのか、明らかになった事実で検証しなければいけないことがあるとすれば、それは検証していかなければいけない。

 政治が何かごまかしているんじゃないの、嘘を言っているんじゃないの、そういう思いがある限り、納得にも共感にもならない。政権に入ったのちに、何がどういう問題であるかの解明をまず第一にし、必要ならば当然やるということだ」

 --コロナ禍で来年の開催が危ぶまれる中、東京五輪・パラリンピックや、大阪・関西万博の成功をあえて打ち出した考えは

 「国民の多くがこれの開催を願い、成功を願っているということだ。そして1970年大阪万博は、日本の在り方を根本から変えたと思っている。第4次産業革命後の日本、その姿を示すのが大阪万博の使命と思っている。

 この2つを実現するためにできることは何か。それは感染の縮小だ。そしてワクチンの開発、その早急な頒布。そういうことを今からあきらめてはいけないということだ。そのために全力を傾注するのは当然のことだと考える」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ