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芥川賞作家の楊氏インタビュー 新型コロナ拡大の原因は「中国共産党」

中国全人代の閉幕式で拍手する習近平国家主席(前列中央)ら=5月28日、北京の人民大会堂(新華社=共同)
中国全人代の閉幕式で拍手する習近平国家主席(前列中央)ら=5月28日、北京の人民大会堂(新華社=共同)
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 中国共産党の独裁体制を批判する『わが敵「習近平」』を出版した中国出身の芥川賞作家、楊逸(ヤン・イー)氏が27日までに産経新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の原因は、中国共産党政権の対応と隠蔽体質にあると告発した。楊氏は、香港への統制を強める香港国家安全維持法(国安法)の施行など、中国の香港政策は「公権力による迫害」だと断じ、習近平国家主席の国賓来日については「断固反対。国賓の資格があるのか」と語った。

 楊氏は、習体制の中国について「中産階級が一定数を超えると政治的に変化すると期待していたが、向かっている方向は逆。どんどん締め付けと独裁色が強くなっている」と指摘した。新型コロナの蔓延(まんえん)は中国共産党の失政による「人災」だと訴える新著を出版した理由については、「何も言わないのは、中国共産党の『共犯者』のようだ。いつか『言っちゃだめ』と脅迫されるかもしれないが、その前に言った方がいいと思った」と説明した。

 楊氏は、国安法を通じた中国当局による香港への直接介入にも強い懸念を示した上で、同法が外国人も対象としていることを指摘し、「貿易問題で米国が中国に制裁したら、中国は報復として香港にいる米国人をいくらでもつかまえることができる。これほど怖いことはない」と語った。

 習氏の国賓来日をめぐっては「まず中国に新型コロナについて説明し、謝罪してもらわないといけない。たとえ国賓として迎えられても一般の日本人には歓迎されない」と述べた。

楊逸(ヤン・イー)氏 1964年、中国黒竜江省ハルビン市生まれ。87年に来日。お茶の水女子大教育学部卒。2008年、『時が滲む朝』(文芸春秋)で、日本語を母国語としない作家として初めて芥川賞を受賞。11年、日本に帰化。日本大学芸術学部教授。

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