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【東京都知事選】小池氏、万歳は封印 メッセージに細心注意

オンラインで有権者に最後のお願いをする小池百合子氏=4日午後(小池ゆりこYouTubeチャンネルより)
オンラインで有権者に最後のお願いをする小池百合子氏=4日午後(小池ゆりこYouTubeチャンネルより)

 5日投開票の東京都知事選で再選が確実な情勢の現職、小池百合子氏(67)は新型コロナウイルス対策の公務優先を掲げ、3密回避のために街頭演説を行わないという異例の戦い方で他候補を引き離した。だが、最終盤に都内の新規感染者数は連日100人超に。前回選の大勝、平成29年衆院選での「希望の党」失速を経験し、「風」の変化を知る小池氏は、コロナ対応の記者会見などで打ち出すメッセージに細心の注意をはらってきた。勝利の余韻にひたる間もなく、感染封じ込めの対策を急ぐ。

 5日夜、取材対応の場所に設定された新宿区内の選挙事務所。3密回避のために入室人数に上限を設けており、支援者らでごった返すような従来の光景はなかった。当選を確実にした小池氏は支援者の花束を受け取ったが、万歳はしなかった。「緊張感を持って、コロナに対応していきたい」と表情を引き締めた。

 投開票前日の夜。インターネット上で配信した動画で「コロナ対策の最前線で指揮を執りながらの選挙戦でした。握手や人との触れ合いができず、一体感は確保できないが…」などと述べ、コロナ対策に取り組みながら選挙戦に臨んだことを強調した。

 知事として感染防止対策の徹底を呼びかける立場もあり、街頭演説は封印。インターネット上で募った質問に回答し、都内62区市町村のそれぞれに向けたメッセージ動画も配信した。

 だが、耳に残る言葉でメッセージを伝える小池氏にとって、本来、街頭演説は「支持を広げる最も有効な方法」(陣営関係者)だ。平成28年の前回選挙では主要駅などを回りながら自民党都連批判や、五輪経費の透明化などを主張。聴衆と一体感を醸成するためにネット上で「緑のものを1点身に着けて」と呼びかけ、選挙カーの周りを緑で埋め尽くしながら支持を拡大していった。

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