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【コロナ その時、】(3)WHO、パンデミック宣言 2020年3月1日~

 「今は自宅にとどまるべきだ。イタリアのため、みんなが生活を変えなければならない」。コンテ首相は9日の記者会見でこう訴え、翌10日から実施する全国での移動制限に理解を求めた。一部で地域間の移動を原則禁止していたが、感染を食い止めることはできず、全国に制限措置の対象を拡大した。

 フランス、スペイン、米国などでも感染者が1000人の大台に乗った。各国は、感染の震源地である中国などからの感染者の流入を防ぐ水際対策から、感染・医療崩壊阻止といった国内対策に重点を移していった。トランプ米大統領は11日に英国を除く欧州からの入国禁止を発表した後、13日に国家非常事態を宣言。500億ドル(約5兆4000億円)の連邦政府予算を検査や治療に充てることにした。

習近平国家主席の来日延期を発表

 対照的に日本政府関係者の関心は水際対策に重点が置かれていた。自民党保守派は中国からの入国拒否を求めていた。政府内には日中関係の悪化を懸念する声もあったが、中国側が事態を動かした。北京、上海両市が3日、日本を含む国・地域からの渡航者の移動を制限したのだ。

 これ以降、政府は矢継ぎ早に決断を下していく。5日には4月に予定されていた中国の習近平国家主席の来日延期を発表。9日には中国と韓国全土からの入国を事実上拒否した。政府高官は一連の措置について、中国国内での移動制限を念頭に「きっかけがないとできなかった」と振り返った。

 国内の重要行事やスポーツも次々と中止を余儀なくされた。11日の東日本大震災の追悼式は中止となり、プロ野球の開幕も延期。サッカーのJリーグも公式戦再開を断念した。そして日本高野連は初めて選抜高校野球大会の中止を決め、全国の球児が涙をのんだ。

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