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ネットが主戦場 コロナ禍の東京都知事選「歴史変わる分岐点」

 NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)も自身のネット戦略を「個人演説会などは一切せず、選挙カーの上で公約を訴えてユーチューブのライブ配信を含めた動画として出し、文字、ツイッターで拡散する」と解説する。

 こうした活動について、永田町関係者は「通勤中などにスマートフォンを見ている有権者に届ける工夫だ」。ある選対幹部の都議は「今回が本当の意味でのオンライン選挙元年といえるかもしれない」と話す。

■情から理に?

 選挙運動に詳しい麗澤大の川上和久教授(政治心理学)は「3密を避けるために握手や動員も自粛しており、選挙におけるネットの重みは増さざるを得ない。今回の都知事選が、歴史を変える選挙になるかもしれない」と推測する。

 「これまでは候補者が現場での演説などを通じて有権者の『情』に訴えてきたが、今後は有権者がネット上で政策などを自ら検索し、候補者を選ぶようになる可能性がある」とした上で、「ネットでは候補者が有権者と握手などができず、情に訴えるのに不向きだ。候補者は有権者にどう『理』で訴えるかが重要になるだろう」と述べた。

 東京工業大の西田亮介准教授(政策・メディア)は「ネット重視の選挙では瞬間、瞬間で人々の印象をつかむことができる候補者の訴求力が増し、『印象』の重要性が増す可能性がある」と指摘。「極端な主張や表現が支持を集めやすくなる恐れがある」と懸念を示した。

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