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LINEで児童虐待DV相談 茨城・古河市が実証実験へ

 茨城県古河市は7月から、児童虐待や家庭内暴力(DV)の相談に、無料通信アプリ「LINE」を活用した実証実験を始める。家庭内の状況を外部から発見するのは難しいため、身近なLINEで相談しやすくする態勢を構築するのが狙いだ。(谷島英里子)

 同市によると、児童虐待やDV相談にLINEを使う取り組みは県内では初めてだという。実証実験は7月1日~9月30日で実施。保健師や臨床心理士、社会福祉士などの資格を持つ市子育て包括支援課の児童相談係と家庭支援相談員が平日の午前8時半~午後5時に相談に応じる。

 それ以外の時間帯は人工知能(AI)が自動で答える「チャットボット」で対応し、緊急性がある場合には、児童相談所や警察署の連絡先を送信する。

 LINEのアカウント名は「古河市虐待・DVほっとLINE」。友達登録をし、トーク上で相談内容を送信すると、相談員とチャットで相談できるようになる。相談員側は同時に複数の人の相談を受けられるほか、同じIDからの利用者であれば過去の履歴を閲覧しながら対応できるという。

 市は通常、電話や市役所窓口で相談を受け付けている。児童虐待相談の新規の実件数は平成29年度は44件だったが、30年度は69件、令和元年度は68件。DV相談件数も平成30年度は30件だったのが令和元年度は57件と、いずれも増加傾向を示している。経済的DVや言葉の暴力が多く、小さな子供をもつ世帯から60歳以上の相談もあるという。市は小中学校でチラシを配布したり、公共施設で周知したりする。

 針谷力市長は12日の記者発表で、「人と人が話す電話相談だとハードルが高い。(LINEで)いかにハードルを低くするかが一番の肝だと思う」と述べ、今回の取り組みに期待感を示した。

 市は実証実験後の10月から、相談結果をまとめた上で本格導入するかどうか検討を行うという。

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