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コロナ渦中の災害備え 宇都宮市が避難所運営訓練

避難所の入り口では避難者の検温が行われる=宇都宮市徳次郎町の富屋地区市民センター
避難所の入り口では避難者の検温が行われる=宇都宮市徳次郎町の富屋地区市民センター

 宇都宮市は、新型コロナウイルスが収束していない状況下で災害が発生した場合を想定した避難所の開設・運営訓練を行った。市では昨秋の台風19号被害を踏まえ、今年3月に避難所開設・運営についてのガイドラインを策定したが、新型コロナウイルス対策を踏まえて改定するため、今回の訓練を通して施設内の区分けや避難者の受け入れなどの課題を洗い出した。今月中にも新たなガイドラインをまとめる。

 今月、富屋地区市民センター(同市徳次郎町)で行われた訓練には同センターや市危機管理課などの職員41人が参加。台風19号と同規模の災害を想定して進められた。

 避難所開設にあたっては、「一般避難者」と高齢者などの「要配慮者」、発熱・体調不良がある「要観察者」をそれぞれ受け入れる3つのエリアに施設内を区分け。各エリアは3密(密閉、密集、密接)を避けるように設営した。要観察者エリアでは、収容者1人分のスペースを2メートル四方確保し、高さ約2メートルのパーテーションで区切った。トイレも一般エリアと分けた。

 運営訓練では、単身者や家族など5世帯が避難し、1家族に体調不良者がいる設定で実施。受け付けの床に立ち位置を示すシートを設置し、1人ずつ検温して体調などを確認。手指の消毒をしてから避難ルートを分けて誘導した。

 市危機管理課の大沢悟課長は「新型コロナが収束していない中、自然災害はいつ起きるかわからない。まずは訓練ができてよかった。消耗品や人員の確保などの整備や職員や避難所の感染防止策など課題は多い。早急に考えたい」と話した。

 訓練に立ち会った佐藤栄一市長は「コロナ対策をしっかり施したガイドラインをまとめ、地域と協力し積極的に防災に生かしていく」と話していた。(松沢真美)

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