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「入学式中止」の声殺到し独自に対応 さいたま市

さいたま市の南浦和小で開かれた「入学の集い」で、間隔を空けて着席する生徒と保護者たち=8日午後
さいたま市の南浦和小で開かれた「入学の集い」で、間隔を空けて着席する生徒と保護者たち=8日午後

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されて一夜明けた8日、埼玉県内の学校では入学式の開催をめぐり、自治体ごとに対応が分かれた。県教育委員会は7日、感染予防策を講じた上で入学式を開催する方針を示したが、一部の自治体は独自に中止や延期を決めた。

 さいたま市教委は、緊急事態宣言の発令が固まった6日以降、保護者から入学式の中止を求める電話が殺到したことを受け、8、9日に予定されていた市立学校の入学式を取りやめた。そのうち、同市南区の市立南浦和小学校では8日、当初予定していた入学式を中止する一方、登校は求めて教科書の受け渡しなどの事務手続きを行った。

 同日昼、体育館に集められた新入生と保護者約270人は一定の間隔を保ちながら着席し、校長のあいさつや担任の自己紹介に耳を傾けた。

 小堺新一校長(59)が「世界中で悪い病気が広がっているので、皆さんに自宅で過ごしてもらうことになりました。しばらくの間、我慢してください」と呼びかけると、新入生らは「はい!」と元気よく応じた。新入生と保護者は教室で教科書や休校期間中の課題を受け取って帰宅した。

 新入生の男児(6)と訪れた母親(46)は「大変な状況の中、学校側も手を尽くして最大限の歓迎をしてくれた」と評価した。一方、別の新入生(6)の父親(42)は「感染が怖いので、校舎内には立ち入らない」と話し、記念撮影を終えると足早に立ち去った。

 このほか、春日部市では8日、市立中学校11校の入学式が開催された。同市教委の担当者は「学校再開に備えて、新入生に一度登校してもらい、今後の連絡手段を確認する必要があった」と話す。

 また、草加市教委は8日に予定していた市立小中学校32校の入学式を延期した。同市教委の担当者は「いま開催しても、感染を恐れて出席できない方も出てくる。全員が参加できる環境が整った日に改めて挙行したい」と説明した。

(竹之内秀介)

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