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「小池旋風」再来? 戦々恐々の自民

東京都庁で報道陣の質問に答える小池百合子知事=6日午前11時55分
東京都庁で報道陣の質問に答える小池百合子知事=6日午前11時55分

 新型コロナウイルスへの東京都の対応をめぐり、小池百合子知事が注目を集めている。連日メディアで発言を繰り返しており、平成29年の都議選では「小池旋風」を巻き起こした。7月の都知事選で再選を目指すとされ、都議会で対立する自民党都連は来年の都議選を控えて心中穏やかではない。

 「過去最大規模の緊急対策をすべきだと考えている。国の対策を見極めつつ都の独自策も考えたい」

 小池氏は3日の記者会見で、感染拡大に伴い都内の店舗の売り上げなどが減少していることを受け、15日をめどに新たな緊急経済対策を発表する方針を打ち出した。3月25日夜の会見では、「感染爆発 重大局面」と書かれたボードを掲げながら「この難局を皆さまとともに乗り越えたい」と訴えた。

 小池氏は28年の都知事選で約291万票を獲得して知事に就任。翌年の都議選では地域政党「都民ファーストの会」を率いて都議会第1党を奪取した。しかし、その余勢を駆って国政に挑んだ同年の衆院選では、希望の党代表として野党勢力に結集を呼びかけたものの、リベラル系を「排除する」と発言したことで支持が離れ大敗した。

 その小池氏が勢いを取り戻すきっかけとなったのが、今回の新型コロナへの対応だ。都知事選で独自候補擁立を模索していた自民党都連は、最前線で国難と向き合う首長との対決は得策でないと判断。「小池氏支援」へとかじを切らざるを得ない状況に追い込まれ、状況は結果として小池氏に有利に働いている。

 都連所属の国会議員は「危機管理に成功すれば支持率は上がる。今は小池氏にとって追い風だ」と見る。来年は「天王山」の都議選を控えるだけに、対立する小池氏の人気復活は都連にとってはマイナスになりかねない。

 ただし、危機管理は「一寸先は闇」。対応を誤れば、追い風が向かい風に変わる可能性もある。ある都連幹部は上り調子の小池氏について「一歩間違えたら、どう転ぶか分からない」と話した。(今仲信博、広池慶一)

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