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《独自》自衛隊病院の感染症能力強化へ 「空飛ぶ治療室」も整備

防衛省
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 防衛省は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自衛隊中央病院(東京都世田谷区)の感染症対応能力を強化する方針を固めた。患者の隔離用テントなどを調達し、受け入れ患者の増加に備える。また、一部の外来者用隊舎を一時隔離に活用できるよう個室化する。令和2年度補正予算案に関連経費を盛り込む。

 自衛隊中央病院では、室内の空気が外に漏れず、ウイルスが外に飛散しない陰圧式のテントを購入する。人工呼吸器の買い増しや、隔離用ドアの設置も行う。防衛省は2日までに、中央病院と防衛医科大学校病院(埼玉県所沢市)で新型コロナ感染症患者計182人(このうち44人は入院中)を治療してきた。

 一方、各地の自衛隊駐屯地・基地の隊舎改修にも着手する。一時隔離される人と支援する隊員の動線を分ける工事を実施。一時隔離にも使える外来者向け個室の設置も進める。これまで、中国からの帰国者やクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を隔離する施設が不足していた。

 個室を多く備える米軍と異なり、自衛隊の隊舎は大部屋が多く、感染拡大のおそれがあるため、施設提供できなかった教訓を踏まえた。

 航空自衛隊輸送機に搭載する「機動衛生ユニット」の人工呼吸器なども調達する。ユニットはいわば「移動式治療室」で、離島から本土の病院への患者輸送を想定している。

 防護服も買い増す。空港での検疫支援や、帰国者が検査結果判明まで滞在するホテルへのバス輸送、ホテルでの生活支援に従事する隊員が着用する。

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