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静まる永田町…自民は部会・派閥会合休止、地元活動も制約

国会議事堂=東京都千代田区(本社ヘリから、彦野公太朗撮影)
国会議事堂=東京都千代田区(本社ヘリから、彦野公太朗撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、与野党の政治活動が停滞気味だ。自民党は密閉、密集、密接の「3密」を避けるために部会や派閥例会の開催を見送り、不要不急の夜会合などの自粛も決断した。多忙な国会議員には今までにない時間の余裕が生まれた形だが、その過ごし方に頭を悩ませている議員も多い。(内藤慎二、石鍋圭、千田恒弥)

 自民党は2日から12日まで国防や外交など14部会の活動を原則控える。幹部職員は「再開時期は状況を見ながら判断する」と説明。党本部1階の電子パネルは普段、部会などの会議日程をずらりと掲示しているが、2日は1件だった。

 毎週木曜日の昼には多くの派閥が結束を強めるための例会を開いている。しかし、2日は見送られ、岸田派関係者は「例会は東日本大震災発生時も開いていたが、感染防止のためだから仕方がない」と語った。細田派は5月19日の政治資金パーティーを9月28日に延期すると決定。これで3~5月にパーティーを計画していた全7派閥が開催先送りとなり、資金不足の懸念も出ている。

 「政治は夜動く」といわれるが、新型コロナは国会議員が重視する夜の非公式会合の開催も困難にした。二階俊博幹事長は3月30日の役員会で「不要不急の外出の自粛、夜の会合は必要最小限に」と指示。1日夜に都内のホテルで開催予定だった各派閥の事務総長による会合も中止になった。

 自粛ムードは永田町だけではない。地元での集会なども制限されている。自民党中堅が「招待されていた地元の花見や神社のお祭りはキャンセルになってしまった。顔を売るチャンスだったのに…」と悔しがれば、ある議員秘書は「うちの議員も手持ち無沙汰で困っている。ずっと事務所にいるから私たちも困る」と苦笑いを浮かべる。

 自民党の宇都隆史参院議員はフェイスブックで、週末に妻に誘われ自家製のマスクを作ったエピソードを紹介。マスクやミシンをかける自身の写真を掲載し、「良いストレス発散になりました」と書き込んだ。

 3密を避けるべく趣味のカラオケ通いを断っているのが立憲民主党の枝野幸男代表で、周囲に「安倍晋三首相の趣味は屋外のゴルフだから良いが、こちらは当分、難しいな」と漏らした。立民幹部は「妻や子供から『家にいると邪魔だから外に行ってほしい』といわれた…」とこぼした。

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