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習近平主席の4月来日延期 日本政府が正式発表 新型コロナ対応で

中国の習近平国家主席(右)と握手する安倍晋三首相=令和元年6月27日、大阪市北区(代表撮影)
中国の習近平国家主席(右)と握手する安倍晋三首相=令和元年6月27日、大阪市北区(代表撮影)

 菅義偉官房長官は5日午後の記者会見で、日中両政府が4月上旬で調整してきた中国の習近平国家主席の国賓としての来日について、時期を再調整すると発表した。中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大への対応で両政府間の準備作業が滞り、来日に向けた環境が整わなかった。事実上の延期となり、新たな日程は今後、両国間で協議する。

 習氏の来日時期は、感染の拡大が続く新型コロナウイルスの収束状況などを踏まえて判断することになるが、東京五輪・パラリンピック後の秋以降が有力とみられる。

 菅氏は「新型コロナウイルスの拡大防止を最優先する必要がある」と延期の理由を説明。新たな来日の日程については「双方の都合の良い時期に行う」と述べるにとどめ、言及しなかった。

 習氏の国賓来日は昨年6月、安倍晋三首相が大阪市内で開いた日中首脳会談で「来年の桜の咲く頃、習氏を国賓として日本にお迎えし、日中関係を次の高みに引き上げたい」と直接呼びかけ、日中両政府が今年4月上旬の来日に向け準備を進めてきた。

 ただ、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大で、中国は2月24日、今月5日に開幕予定だった重要政治日程である全国人民代表大会(全人代=国会)の延期を決定。感染の広がりに伴い習氏の来日準備作業にも大きな遅れが生じ、両政府が日程の延期を念頭に調整を続けていた。

 首相は2月28日、首相官邸で中国の外交担当トップである楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員と面会した際、「十分な(習氏来日の)成果を挙げるために入念な準備を行わなければならない」と述べ、来日時期よりも成果を重視する考えを強調し、延期を示唆していた。

 過去には平成10(1998)年9月に国費として来日する予定だった当時の江沢民国家主席が、中国国内で発生した洪水に対応するため、日程を約2カ月延期したことがある。

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