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検察官定年延長、後手に回った政府 総長人事の調整不足…混乱に拍車

 元検察幹部の一人はこう指摘する。両雄とは黒川弘務氏と林真琴・名古屋高検検事長。優秀な人材が集まり「花の35期」と呼ばれる司法修習35期の中で両氏はトップを走ってきた。

 検事総長は「2、3代先まで決まっているのが通例」(検察幹部)だ。政府関係者によると、法務・検察首脳らは数年前から33期の稲田伸夫現総長の後任に林氏を想定して人事を調整。平成28年9月に、刑事局長だった林氏を総長への登竜門とされる法務事務次官に起用する意向だった。

 これを官房長官の下で各省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局は承認せず、官房長だった黒川氏が次官に就任。29年夏にも林氏を次官にする人事案は認められなかった。30年1月には当時の上川陽子法相が、大臣官房への国際課新設をめぐって林氏と対立したことから承認しなかったといい、林氏は名古屋高検検事長への異動となった。

 黒川氏は昨年1月、検察ナンバー2の東京高検検事長に就任。時の法相の判断を踏まえ、この時点で「黒川総長」が固まったとみられている。

■ゴーン被告逃亡事件の指揮

 検事総長の任期は慣例で2年。30年7月に就任した稲田氏は今夏に「満期」となる。黒川氏は林氏より半年早く今年2月に定年を迎えるため、総長就任には、稲田氏の早期勇退が条件だったが、稲田氏にその意思はなかったとされる。

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