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帰国者の滞在先 米は空軍基地、日本は自衛隊基地に収容せず

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(奥)が停泊する横浜港から出て行くバス=22日午後2時33分
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(奥)が停泊する横浜港から出て行くバス=22日午後2時33分

 新型コロナウイルスの感染拡大で、各国政府は中国湖北省武漢市や横浜港のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の自国民をチャーター機などで帰国させ、国内の施設に滞在させる対応を取った。日本では公務員施設やホテルを利用したが、米国は空軍基地に搬送、基地内の宿舎を提供するなど各国の対応はさまざまだ。

 クルーズ船から退避した米国人乗客328人は17日、米政府のチャーター機2機で出国。カリフォルニア州とテキサス州の空軍基地にそれぞれ着陸し、基地内の施設に2週間滞在させている。先月末に武漢から帰国した米国人についても他の空軍基地に隔離した。

 空港から離れた施設への陸路搬送自体が感染リスクになりうることを踏まえれば、空路で基地まで移動し、そのまま基地内施設に移送することは効率的だ。ブラジルも武漢からの帰国者に対して同様の対応を取った。

 日本では自衛隊の基地や駐屯地の活用は選択肢にならなかった。米軍基地の兵舎はシャワーやトイレがある個室を備え、外来客滞在用の個室も多い。一方、自衛隊の隊舎は大部屋でトイレや浴場が共同のため、仮に感染者がいれば拡大のおそれがあるからだ。

 その代わり、防衛省は帰国者の滞在先としてチャーター契約を結ぶ民間フェリー「はくおう」の活用を見込んだ。だが、風呂・トイレ付きの部屋が24室しかなく、現時点では税務大学校宿舎(埼玉県和光市)などで足りていることもあり、関係省庁から施設提供の要請はなかった。はくおうは現在、クルーズ船で活動する自衛隊員の宿泊拠点として横浜港内で稼働している。

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